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臨床・病理
胆道癌取扱い規約 第7版
筆頭著者 日本肝胆膵外科学会 (編)
金原出版
電子版ISBN 978-4-307-80426-4
電子版発売日 2021年4月19日
ページ数 152
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-307-20426-2
印刷版発行年月 2020年12月
書籍・雑誌概要
8年ぶりとなる本改訂では、最新のUICC TNM分類第8版に準拠するとともに、病理ではWHO分類第5版の内容を反映。また、前版の第6版改訂の際に削除された項目から、臨床上必要な情報は改めて掲載した。さらに、胆管癌、胆嚢癌、乳頭部癌の3分類で記載内容が重複しないよう構成や記載順を変更したほか、ゲノム診断における病理標本処理方法の項目の新設、臨床所見と病理所見のチェックリストの掲載など、より使いやすい内容となることを目指した。胆道癌診療において必携の一冊。
目次
A .総説
I.目的
II.対象
III.記載法の原則
B .UICC第8版 胆道癌TNM分類に細分類を加えた胆道癌取扱い規約第7版記載(臨床・病理)
I.肝門部領域胆管癌(ICD-O-3 C24.0)
II.遠位胆管癌(ICD-O-3 C24.0)
III.胆嚢癌(ICD-O-3 C23.9 and C24.0)
IV.乳頭部癌(ICD-O C24.1)
C .胆道癌取扱い規約第7版 臨床・病理所見記載例
D .胆道癌の臨床分類と所見の記載法(手術症例・非手術症例)
I.原発腫瘍に関する記載
1 .解剖学的事項の図解
1 )肝外胆管
2 )胆嚢
3 )乳頭部
2 .腫瘍の占居部位、原発部位と壁在部位
1 )腫瘍の占居部位、原発部位
2 )腫瘍の壁在部位(胆管癌、胆嚢癌)
3 .腫瘍の数と大きさ
4 .腫瘍の肉眼型分類
1 )胆管癌
2 )胆嚢癌
3 )乳頭部癌
4 )胆道癌表在型の肉眼型分類
5 .腫瘍の臨床的局所進展度(T因子)
1 )壁深達度(他臓器浸潤を含む)
2 )血管浸潤の評価
II.リンパ節転移に関する記載(N因子)
1 .胆道に関連したリンパ節
2 .領域リンパ節
1 )肝門部領域胆管癌
2 )遠位胆管癌
3 )胆嚢癌
4 )乳頭部癌
3 .郭清リンパ節・転移リンパ節(N因子)の記載
III.遠隔転移に関する記載(M因子)
IV.臨床進行度分類(Stage分類)
1 .肝門部領域胆管癌
2 .遠位胆管癌
3 .胆嚢癌
4 .乳頭部癌
V.外科的治療の記載法
1 .術式の記載
1 )切除術式の種類
2 )再建術式の種類
2 .外科切除縁における癌浸潤の評価
3 .切除術の根治度評価
VI.胆道癌取扱い規約第7版 チェックリスト【臨床】
E .切除検体の取り扱いおよび検索方法
I.固定方法
1 .肝門部領域胆管の固定法
2 .遠位胆管・乳頭部の固定法
3 .胆嚢の固定法
II.切り出し方
1 .肝門部領域胆管の切り出し
2 .遠位胆管・乳頭部の切り出し
3 .胆嚢の切り出し
F .胆道癌症例の統計的処理
I.患者数
1 .患者総数
2 .手術患者総数
II.切除患者数および切除率
1 .切除患者総数
2 .非切除患者総数
3 .切除に関連する比率
III.生存期間および生存率
G .胆道癌の病理分類と所見の記載法
I.緒言
II.組織型分類
1 .組織型分類の方針
2 .組織型分類
3 .組織型分類の説明
III.病理所見に関する記載
1 .原発腫瘍に関する記載
1 )部位、肉眼型、壁在部位、大きさと数
2 )組織型
3 )局所進展度(pT因子)
4 )血管浸潤の評価
5 )癌の周囲組織に対する浸潤増殖様式(INFa、b、c)
6 )リンパ管侵襲
7 )静脈侵襲
8 )神経(周囲)浸潤
2 .リンパ節転移(pN因子)
3 .遠隔転移(pM因子)
4 .病理進行度分類(pStage分類)
5 .外科切除縁における癌浸潤の評価
6 .切除術の根治度評価
IV.胆道癌取扱い規約第7版 チェックリスト【病理】
V.生検診断
1 .判定区分
2 .判定区分の診断基準
H .術前治療後の組織学的評価
I .病理組織検体におけるゲノム診断について
カラー図譜
胆管腫瘍
胆嚢腫瘍
乳頭部腫瘍
胆道腫瘍の組織像
付録 UICC(第8版)、AJCC(第8版)、胆道癌取扱い規約(第7版)の領域リンパ節の違い
肝門部領域胆管癌
遠位胆管癌
胆嚢癌
乳頭部癌