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臨床・病理
食道癌取扱い規約 第12版
筆頭著者 日本食道学会 (編)
金原出版
電子版ISBN 978-4-307-80461-5
電子版発売日 2022年9月28日
ページ数 160
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-307-20461-3
印刷版発行年月 2022年9月
書籍・雑誌概要
5年ぶりの改訂となる今版では、新たに臨床病期別の詳細な治療アルゴリズムを策定し、アルゴリズムの分岐点に関与する重要なCQを追加・更新。また、患者の立場に立った益と害のバランスを重視し、CQ策定段階から患者と24もの協力学会へ意見を求め、多角的な視点から議論を重ねた。その他にもStageIVb食道癌に対する化学療法レジメンの表が追加、最新の食道癌取扱い規約第12版の内容が反映され、ますます使いやすくなった食道癌治療に必携の一冊。
目次
●第1部 規約
1 目的と対象,記載法
1.1 目的
1.2 対象
1.3 記載法
2 原発巣の記載
2.1 病巣の数と大きさ,周在性
2.2 占居部位
2.3 病型分類
2.4 壁深達度(T)
2.5 浸潤形式(INF)
2.6 脈管侵襲(Ly/V)
2.7 外科的切除標本の記載
2.8 内視鏡治療所見の記載
2.9 多発癌,重複がん
2.10 壁内転移(IM)
3 リンパ節転移の記載
3.1 食道癌のリンパ節部位の名称,番号,およびその範囲と境界
3.2 領域リンパ節
3.3 リンパ節転移の程度(N)
4 遠隔臓器および遠隔リンパ節転移(M)
5 進行度
5.1 頸部・胸部食道癌・食道胃接合部癌(扁平上皮癌)の進行度分類
5.2 食道胃接合部癌(腺癌)の進行度分類
5.3 リンパ節郭清程度および癌の遺残度
6 内視鏡的および外科的切除標本の取り扱い
6.1 内視鏡的切除標本の取り扱い
6.2 外科的切除標本(原発巣)の取り扱い
6.3 切除標本の切り出し
7 病理組織所見
7.1 病理組織所見の記載
8 食道胃接合部およびバレット食道の取り扱い
8.1 食道胃接合部(EGJ)の同定
8.2 バレット食道
8.3 バレット食道腺癌
8.4 食道胃接合部癌
9 治療法
9.1 内視鏡的治療
9.2 手術治療
9.3 ステント留置術
9.4 バルーン拡張術
9.5 放射線および化学療法に共通する一般的事項
9.6 放射線療法(RT)
9.7 化学療法(CT),免疫療法(IO)
9.8 集学的治療
9.9 温熱療法(HT)
10 治療成績
10.1 追跡調査
11 TNM 分類
●第2部 食道癌に対する放射線療法および化学療法の効果判定規準
はじめに
1 対象
1.1 対象病変の分類
2 標的病変の効果判定規準
2.1 完全奏効(CR)
2.2 部分奏効(PR)
2.3 進行(PD)
2.4 安定(SD)
3 非標的病変の効果判定規準
3.1 完全奏効(CR)
3.2 不完全奏効/安定(Non-CR/Non-PD)
3.3 進行(PD)
4 CT/PET-CT による原発巣の治療効果判定規準
4.1 CT による治療効果判定
4.2 PET による治療効果判定
5 内視鏡による原発巣の治療効果判定規準
5.1 原発巣完全奏効:原発巣CR
5.2 原発巣不完全奏効/安定:原発巣non-CR/non-PD
5.3 原発巣進行:原発巣PD
5.4 経過観察中の原発巣局所再発:原発巣LR
6 総合効果
7 最良総合効果判定と効果の確定
8 薬物・放射線治療の組織学的効果判定規準
●参考資料
1 病型分類
2 画像による隣接臓器浸潤cT4 診断
2.1 CT 画像提示:cT3r
2.2 CT 画像提示:cT3br
2.3 CT 画像提示:cT4
3 食道癌の領域リンパ節の名称,番号およびその範囲と境界
4 CT およびPET-CT によるリンパ節転移診断能
5 組織図譜
6 バレット粘膜,バレット食道
6.1 肉眼所見
6.2 バレット粘膜の種類
6.3 バレット食道腺癌
7 原発巣測定法による効果判定規準の有用性と妥当性の検討
7.1 腫瘍形態に応じた原発巣測定法の種類と予後との相関の検討
7.2 PET-CT でのSUVmax 減少率と予後との相関の検討
8 内視鏡による原発巣の治療効果判定規準
9 薬物・放射線治療の組織学的効果判定規準
10 進行度別予後曲線
索引