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偽者論

偽者論
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筆頭著者 尾久 守侑 (著)

金原出版

電子版ISBN 978-4-307-80221-5

電子版発売日 2022年9月5日

ページ数 240

判型 四六

印刷版ISBN 978-4-307-10221-6

印刷版発行年月 2022年8月

DOI https://doi.org/10.18888/9784307802215

書籍・雑誌概要

私たちは健康だけど“病んでいる”
「人にどう思われるか」を感じ取るセンサーが過敏で、苦痛なまでに空気を読みすぎて人に合わせてしまう、そんな自分を偽者の仮面で隠していた。その仮面を他人から暴かれる恐怖に怯えながら。

表面上はうまくやっているけれど「自分は本物ではなく、偽者である」という虚無感に悩まされている現代人のパーソナリティに迫る。自身も「偽者」の当事者である著者が、そのパーソナリティの構造について解き明かしていく。
東京・新宿を舞台に『マッチングアプリ』『パパ活』『推し』『人間関係リセット』などの現代の文化や現象と照らし合わせながら、ときにユーモラスに、ときに専門学的に叙述されていく学術エンターテイメント。まったく新しい読書体験を。

目次

In And Out
第0章 本物と偽者
COLUMN1 牽強男子
第1章 世間カメラ
COLUMN2 警告出血
第2章 周波数
COLUMN3 月曜日の朝、シャンプーが目に入った
第3章 距離
COLUMN4 何度目の朝食か
第4章 擬態
COLUMN5 部分恋人
第5章 諦念
COLUMN6 タメ口考
第6章 朝食
COLUMN7 リエゾンという雰囲気
第7章 解題
COLUMN8 らしくない
第8章 脱出
COLUMN9 軌跡のアーカイブ
あとがき