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小児科 Vol.64 No.12
細菌だけじゃないクリニックで注意すべき食中毒
金原出版
電子版ISBN
電子版発売日 2023年12月20日
ページ数 128
判型 B5
印刷版ISSN 0037-4121
印刷版発行年月 2023年12月
書籍・雑誌概要
細菌だけじゃないクリニックで注意すべき食中毒
クリニックでもよくみるものの、一般的な感染性胃腸炎との鑑別が難しいこともよくある「子どもの食中毒」がテーマ。細菌に限定せず、アニサキスや馬肉を介したサルコシスティス・フェアリーなどの寄生虫によるもの、食用キノコによく似た毒キノコの中毒、ギンナンやジャガイモを含めた植物性自然毒のほか、化学物質の混入や食品の経時的変化によるものなど、数は少なくても診る可能性がある食中毒に幅広くスポットを当てました。
目次
1.病原大腸菌 西 順一郎
2.カンピロバクター,サルモネラ 工藤 孝広
3.その他の細菌性食中毒 檜垣 博嗣
4.ウイルス性食中毒 乾 あやの
5.寄生虫 川口 明日香
6.動物性自然毒(フグ・二枚貝・巻貝) 一二三 亨
7.毒キノコ中毒―rareな症例のなかでのcommon&critical 福山 史朗
8.植物性自然毒(スイセン・ギンナン・イヌサフランなど) 小林 大祐
9.化学物質・薬品(化学物質の添加・混入による食中毒) 大西 光雄
■目で見る小児科
多発尿管結石を認めた幼児例 井上 翔太
■[連載]実例でわかる臨床研究入門
第7回 論文を書くこと―その奥義 川口 敦
■社会小児科学
山形県における人工呼吸器を使用する医療的ケア児(者)に対する災害時個別避難計画 森 福治
■オピニオン
タミー(ぽんぽん)タイムを新生児期から勧めたい―より良い発達のために 泉 信夫
■症例
急性腹症を呈したエルシニア腸炎の1例 三谷 爽
■[連載]最近の外国業績より
新生児 日本医科大学小児科学教室
①新生児低酸素性虚血性脳症に伴う進行性脳症および脳損傷と血中バイオマーカーとの関連性について
②早産児の長期予後の観点からみた気管支肺異形成の定義の比較検討
③動脈管開存症に対する待機的保存療法もしくは早期イブプロフェン療法について
④在胎29週未満の早産児における出生後の成長変化と神経発達予後との関係