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神経症状の診かた・考えかた

General Neurology のすすめ

神経症状の診かた・考えかた
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筆頭著者 福武 敏夫 (著)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-61941-7

電子版発売日 2016年6月6日

ページ数 360

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-01941-5

印刷版発行年月 2014年5月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260619417

書籍・雑誌概要

日常診療で遭遇する患者の多彩な神経症状をどう診るか? 大学病院と市中病院で神経内科診療に長年携わってきた著者が、外来初診で必要とされるGeneral Neurology(総合神経学)の臨床エッセンスを1冊にまとめた。患者の主訴を軸とした目次構成で、数多くの症例とともに神経診察のポイントが解説され、実践的な知識が身につく。神経内科専門医をめざす若手医師や研修医のみならず、総合診療医にも勧めたい。

目次

第I編 日常診療で遭遇する患者
第1章 頭痛
  A 頭痛を主体とする疾患を実践的に分類する
  B 患者の属性によって好発する頭痛
  C 危険な頭痛
  D 生活改善を要する頭痛
  E 生活支障度の高い頭痛
  F その他の頭痛・顔面痛
  G 頭痛の神経診察のポイント
第2章 めまい
  A 「めまい」診断の決め手は病歴聴取である
  B 非前庭性めまいを診察,診断する
  C 4つの代表的な良性(非悪性),前庭性(真性)めまい疾患の特徴を理解する
  D その他のめまい疾患(脳血管障害は除く)
  E 脳血管障害に関連するめまい疾患
  F めまい疾患の誘発因子と随伴症状
  G めまいの診察手技
第3章 しびれ
  A しびれの定義
  B しびれをきたす疾患・病態
  C しびれの部位,性状,経過,誘因などからわかること
  D 上肢のしびれ
  E 下肢のしびれ
  F 四肢のしびれ
  G 顔面のしびれ
  H 顔面と手のしびれ
  I 体幹のしびれ
  J 背中のしびれ
  K 半身のしびれ
  L レベルを有するしびれ
  M 難治性のしびれ
  N その他のしびれ
第4章 パーキンソン病とその周辺
  A パーキンソン病
  B パーキンソン病の運動症状
  C パーキンソン病の非運動症状
  D その他のパーキンソン病の臨床症状
  E パーキンソン病の神経画像検査と心筋シンチグラフィ
  F 遺伝性パーキンソン病
  G パーキンソン病の鑑別診断
第5章 物忘れ・デメンチア(認知症)
  A デメンチア・痴呆・認知症
  B “attended alone”(1人受診)徴候
  C デメンチアの疫学
  D 物忘れ・デメンチアの診察
  E デメンチアをきたす代表的変性疾患の臨床的特徴と診かた
  F 血管性デメンチア
  G 身体疾患に伴うデメンチア
第6章 精神症状,高次脳機能障害
  A せん妄とacute confusional state(ACS,急性錯乱状態)
  B 人格変化と前頭葉症候群
  C 無視症候群と半側空間無視
  D カタトニア症候群とカタレプシー
  E 環境依存症候群とそのスペクトラム
  F 錯聴
  G 大脳性複視(多重視)
  H いわゆるヒステリーの症候学
第7章 「奇妙」な症状

第II編 緊急処置が必要な患者
第1章 けいれん
  A けいれんと失神の鑑別
  B 真性てんかん性けいれんと心因性非てんかん性けいれん(偽性けいれん)の鑑別
  C てんかん重積状態と持続性部分てんかん
第2章 意識障害
  A 意識と意識障害
  B 一過性意識障害
  C 意識障害と紛らわしい病態
  D 意識障害の原因
  E 意識障害(半昏睡・昏睡)時の診察
第3章 急性球麻痺
  A 球麻痺をきたす疾患とその特徴
  B 球麻痺と偽性球麻痺の鑑別のポイント
  C 急性の球麻痺の原因と鑑別点
第4章 急性四肢麻痺
第5章 脳梗塞
  A どんな時に脳梗塞を疑うか
  B 脳梗塞の分類
  C ラクナ梗塞
  D アテローム性血栓症
  E 心原性脳塞栓症
  F 一過性脳虚血発作(TIA)と一過性神経障害(TND)
  G 血管病
  H 若年者の血管(脳梗塞)危険因子

第III編 神経診察のポイントと画像診断のピットフォール
第1章 神経学的診察の実際
  A 「神経学的診察の実際」へ向かう前に
  B 反射の診かた
  C 運動系の診かた
  D 体性感覚系の診かた
  E 脳神経はこれだけ診ればよい
  F その他の神経診察におけるtips
第2章 画像診断のピットフォール
  A 撮像部位選択の誤り
  B 読みの不足
  C 短絡的判断
  D アーチファクトへの理解不足

索引