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認知症治療薬の考え方,使い方
筆頭著者 中島 健二 (編著)
その他の著者等 和田健二/中西亜紀/上村直人/藤戸良子/柏原健一/足立 正/水上勝義/山崎峰雄/余郷麻希子/森田昌代/鈴木正彦/古和久朋/猪原匡史/高橋牧郎/新井哲明/瀧川洋史/古和久典/玉置寿男/布村明彦/
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2018年1月1日
ページ数 224
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-498-12988-7
印刷版発行年月 2017年6月
書籍・雑誌概要
抗認知症薬,抗精神病薬,抗うつ薬,睡眠薬,抗不安薬,漢方薬,排尿障害治療薬など,認知症患者の薬物療法に焦点を絞り,処方の実際や注意点など必要知識を解説した.
目次
Chapter I 認知症概説
① 認知症概説 〈中島健二〉
1.認知症とは
2.認知症,認知機能障害をきたす原因
3.認知症の診断
4.代表的な認知症
Chapter II 総論
① 抗認知症薬 〈和田健二〉
1.抗認知症薬とは
2.抗認知症薬の種類
3.Alzheimer型認知症における治療選択と薬剤の使い分け
4.服薬コンプライアンス(アドヒアランス)
② 抗精神病薬 〈中西亜紀〉
1.抗精神病薬とは
2.認知症診療において抗精神病薬の使用はどのように考えるか:基本姿勢
3.認知症診療における抗精神病薬の使用の実際
Column 1 BPSDへの抗精神病薬の使用とFDA勧告
Column 2 BPSDやせん妄が出現すると何が困るのか
Column 3 薬かケアか
③ 抗うつ薬 〈上村直人 藤戸良子〉
1.認知症と抑うつ・うつ状態の疫学と抗うつ薬使用の意義
2.抗うつ薬の種類と使い方
3.高齢者に対する抗うつ薬の選択時に考慮すべきこと
Column 4 うつとアパシー
Column 5 抗うつ薬としてのスルピリド
Column 6 抗うつ薬によるactivation syndromeと離脱症候群(セロトニン症候群)
④ 睡眠薬,抗不安薬 〈柏原健一〉
1.睡眠薬
2.抗不安薬
Column 7 睡眠環境の指導
⑤ 気分安定薬(抗てんかん薬) 〈足立 正〉
1.気分安定薬が対象となりうる認知症での病態
2.認知症と気分障害(特に躁状態)について
3.薬物治療の実際
Column 8 双極性障害と嗜銀顆粒性認知症
⑥ 認知症の治療と漢方 〈水上勝義〉
1.認知障害
2.BPSDに対する漢方薬
3.漢方治療の特徴
⑦ 排尿障害治療薬 〈山崎峰雄〉
1.排尿障害治療薬の理解に必要なミニマム解剖と薬理
2.認知症で合併しやすい排尿障害
3.排尿障害の薬物治療の実際
4.薬剤による排尿障害
5.認知症疾患治療ガイドラインから
⑧ 高血圧治療薬 〈余郷麻希子 森田昌代 鈴木正彦〉
1.血管性認知症(VaD)
2.Alzheimer型認知症
3.高血圧治療薬各論
Chapter III 各論
① Alzheimer型認知症の治療 〈古和久朋〉
1.抗認知症薬
2.BPSDガイドラインに登場する他の薬剤について
3.軽度認知障害(mild cognitive impairment:MCI)に対する薬物治療介入について
Column 9 根本治療薬開発の現状
② 血管性認知症(VaD) 〈猪原匡史〉
1.VaDの診断基準
2.VaDのタイプ別分類
3.VaDの画像所見
4.VaDの危険因子とその管理目標
5.VaDにおける抗血栓療法
6.VaDの認知機能障害に有効な薬物
Column 10 微小出血の原因は?
③ Lewy小体型認知症 〈高橋牧郎〉
1.DLBの薬物治療
2.DLBに対する非薬物療法
Column 11 DLBに対する疾患修飾薬開発への展望
④ 前頭側頭葉変性症 〈新井哲明〉
1.非薬物療法
2.薬物療法
⑤ 進行性核上性麻痺,大脳皮質基底核変性症〈瀧川洋史 古和久典 中島健二〉
1.疾患概念と疫学
2.臨床的特徴(臨床亜型,重症度分類)
3.診断基準・鑑別診断
4.病態機序
5.経過
6.治療
⑥ せん妄 〈玉置寿男 布村明彦〉
1.せん妄の診断
2.せん妄の疫学
3.せん妄の評価尺度
4.せん妄の危険因子
5.せん妄の予防
6.せん妄への救急的対応
7.せん妄の治療
薬剤索引
事項索引