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<暮らしの中の看取り>準備講座
筆頭著者 大井 裕子 (著)
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2018年1月1日
ページ数 114
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-498-05722-7
印刷版発行年月 2017年10月
書籍・雑誌概要
超高齢化社会を迎え,年間死亡者数は約10年後に30万人以上増えると言われ,地域(自宅や介護施設)での看取りが必須の時代を迎えます.ホスピスで多くの人と最期の時間を過ごしてきた著者が,「より良い看取り」を実現するコツをわかりやすく解説します.(実際の著者講演,「〈暮らしの中の看取り〉準備講座」の内容を元に構成しています.)
目次
はじめに
第1章 導入講座
最期まで輝いて暮らすためにまずは知ろう! 介護する側・される側のこころの叫び
アイスブレーク「看取り」とは?
看取りの場面で 自分は何か力になれるのか?
緩和ケアとは
近代ホスピスの創始者 シシリー・ソンダース博士
全人的苦痛 苦痛の4つの要素
緩和ケア~今,ここにある苦痛に目を向ける
緩和ケア~本人と家族のケア
人がいかに死ぬかということ
がん治療と療養の場の選択
緩和ケアと認知症
人生の最終段階の身体機能の変化
チームケア
より良い看取りとは
グループワーク 導入講座のふり返り・認知症の例
第2章 ステップアップ講座〈1〉
最期まで輝いて暮らすためにもっと知ろう!〈がんのこと〉
末期がんでも安心して地域で暮らすために地域のリソースを知る
グループワーク がんの例
「自分だったら……」と,考えてみましょう
在宅看取りが実現困難だと考える理由 1
在宅看取りが実現困難だと考える理由 2~本人の気持ちと家族の気持ち~
在宅療養を支える職種
在宅療養を支える制度
在宅看取りが実現困難だと考える理由 3~急変時の対応への不安~
療養場所の選択肢
がん治療を終えたあと 人生の最終段階における身体機能の変化
この先起こること・援助者にできることを知る
自然な最期 月の単位から日の単位,時間の単位の判断
日の単位から時間の単位にできること
第3章 ステップアップ講座〈2〉
最期まで輝いて暮らすためにもっと知ろう!〈認知症のこと〉
認知症になった人から学び,考える
「認知症本人の言葉」
認知症の症状への対応
軽度認知障害からアルツハイマー型認知症
アルツハイマー型認知症の進行の流れと療養場所の変化
インフォーマルサービスとは
中核症状と行動心理症状(BPSD)
ココが必要!インフォーマルサービスの充実
思い出ブック
第4章 ステップアップ講座〈3〉
「食べること」の意味を知る 最期まで食を楽しむために
人生の最終段階 身体機能と食べること
食べられないと思われている人たち
人生の最終段階の大切なとき「まだ食べられる時期」
食べられない人の世界
食べられない原因はいろいろなところにある 1
食べられない原因はいろいろなところにある 2
口から食べることの意味~患者の視点・家族の視点~
口から食べることの意味~患者と思いを共有する~
「食べられない」理由を4つの苦痛からアプローチ
口から食べることの意味~がんの場合~
「食べられない」ある女性との会話
「食べられない」ある男性との会話
「食べられない」ある男性との会話 その後
危ないから経口摂取をやめることは簡単 でもそれでよいのか?
がんによる腸閉塞のときの考え方
口から食べることの意味~患者・家族の視点と医療介護職の視点~
口から食べることの意味~重度認知症の場合~
第5章 ステップアップ講座〈4〉
「聴く力」を養う 地域の誰もが聴いてくれるまちをめざして
「聴くこと・聴く力」が役立つ場
「聴く」ための基本姿勢
ミラーリング法 1
ミラーリング法 2
ミラーリング法 3
「聴く」ことを妨げるブロッキング
ブロッキングの外し方
「聴く」手順
聴き方のコツ
実際にやってみよう!
ディグニティセラピー
ディグニティセラピー実施への流れ
「〈暮らしの中の看取り〉準備講座」で一般市民と行う「いきものがたり」
おわりに