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関節リウマチの診かた,考えかた Ver.2
筆頭著者 岸本 暢将 岡田 正人 (編著)
その他の著者等 仲村一郎/伊藤勝己/六反田 諒/津田篤太郎
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2018年9月24日
ページ数 442
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-498-02709-1
印刷版発行年月 2015年4月
書籍・雑誌概要
関節リウマチを診るすべての医師に役立つ好評書の改訂2版.診断,超音波診断を含む画像,治療,手術,さらには漢方治療のノウハウを凝縮した.
目次
chapter A 関節リウマチの診断・薬物治療(岸本暢将・岡田正人)
Overview 関節リウマチ治療のパラダイムシフト~スフィンクスもびっくり逆ピラミッド~
1.診断時のこころえ
A.早期診断のコツ八カ条
1.Windows of opportunity〜治療開始のタイミングを逃すな〜
2.海外の診断基準も参考にしよう
3.多関節炎患者の鑑別疾患に注意!
4.リウマトイド因子・抗CCP 抗体に頼りすぎないこと
5.関節MRI を活用しよう
6.2005 年早期RA 診断基準を理解しておくこと
7.新しい分類基準とその問題点も知っておこう
8.問題点を踏まえたうえで,2010 年分類基準を使ってみよう!
B.活動性モニター(画像も含めて)
2.治療戦略
1.治療開始前にまず病期・予後診断
2.合併症
3.Treating RA To Target( T2T)〜日常診療での治療効果判定と治療目標〜
4.2008 年ACR および2013 年EULAR の治療推奨updateについて
5.コントローラーとリリーバーという考え方
6.簡単なリウマチ治療推奨
7.最後にやっぱり個別化医療
3.よく使われる消炎鎮痛薬(NSAIDs およびステロイド)
A.NSAIDs の使い方+注意事項
1.NSAIDs の副作用
2.NSAIDs とは?
3.NSAIDs の適応
4.NSAIDs の禁忌や注意事項
5.NSAIDs の使い分け
6.まとめ
B.ステロイドの使い方+注意事項
1.ステロイドの種類
2.ステロイドの副作用
3.ステロイドの投与法・減量法
4.2007 年ステロイド使用に関する欧州リウマチ学会の推奨(EULAR recommendation)
4.よく使われる抗リウマチ薬
1.サラゾスルファピリジン(SASP)
2.ブシラミン(BUC)
3.メトトレキサート(MTX)
4.イグラチモド
5.トファシチニブ(TOF)
生物学的製剤
ポイント
生物学的製剤とは何か
生物学的製剤の種類と作用機序
生物学的製剤の適応基準
RA に対するTNF 阻害薬の効果の違い
どのTNF 阻害薬を選ぶのがよいか
TNF 阻害薬にMTX の併用は絶対に必要か
TNF 阻害薬でMTX が併用できない場合に他のDMARDs の併用はどうか
TNF 阻害薬開始するときMTX 用量は減らせないの?
トシリズマブやアバタセプトではMTX 併用しなくてもいいの?
TNF 阻害薬で十分な疾患コントロールの得られない場合はどうするか
生物学的製剤は一生続けるの?
生物学的製剤の副作用
6.インフリキシマブ(IFX)
7.エタネルセプト(ETN)
8.アダリムマブ(ADA)
9.トシリズマブ(TCZ)
10.アバタセプト(ABT)
11.ゴリムマブ
12.セルトリズマブペゴル(CZP)
5.その他の抗リウマチ薬
1.タクロリムス
2.レフルノミド
3.ミゾリビン(MZR)
6.脊椎関節炎(SpA)
1.SpA とは
2.SpA の臨床的特徴
3.SpA の臨床所見の感度と特異度
4.SpA の診断基準
5.SpA の診断のポイント─原因検索─
6.強直性脊椎炎(AS)について
7.乾癬性関節炎(PsA)について
chapter B こんな時どうする? 困った時のDMARDs 選択(岸本暢将・岡田正人)
1.肝障害がある患者のRA 治療
2.腎障害がある患者のRA 治療
3.肺障害がある患者のRA 治療
4.挙児希望のある患者のRA 診療
5.授乳中の抗リウマチ薬やその他の薬剤使用について
6.高齢者での注意点
chapter C 内科医が知っておきたい関節リウマチの手術療法・装具療法(仲村一郎・伊藤勝己)
1.関節リウマチにおける手術療法の基本的な考え方
2.リウマチ手術療法のタイミング
3.リウマチ下肢の手術①:股関節と膝関節
4.リウマチ下肢の手術②:足関節・足部の手術
5.リウマチ上肢の手術
6.リウマチ脊椎の手術
7.生物学的製剤時代のリウマチ手術
chapter D 日常臨床に活かす関節超音波(関節エコー)(関節超音波の基礎)(六反田 諒)
1.関節超音波検査の特徴
2.機器の設定
3.RA 早期診断への応用
4.疾患活動性評価への応用
5.予後予測への応用
6.その他の利点
chapter E プライマリで役立つリウマチ膠原病の漢方(津田篤太郎)
1.胃部不快感・食欲不振・るい痩
2.便秘
3.感冒・上気道炎
4.月経不順・月経困難・不妊
5.冷え症・レイノー
6.乾燥症状
7.関節炎に対する漢方治療
8.原因のハッキリしない発熱
9.漢方薬の副作用
chapter F Dr. 岡田の関節リウマチ診療実況中継(岡田正人)
1.診察
2.検査
3.治療と説明
4.再診
5.DMARDs の開始と併用療法
6.サラゾスルファピリジンとブシラミン
7.イグラチモド
8.リリーバー
9.経口ステロイド
10.ステロイド関節注射
11.メトトレキサート
12.薬剤の副作用と注意点の説明
13.生物学的製剤
14.治療目標
索引