書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。
神経難病領域のリハビリテーション実践アプローチ
筆頭著者 小森哲夫(監修) 田中勇次郎 南雲浩隆 望月久 (編集)
その他の著者等 田中勇次郎 編集/南雲浩隆 編集/望月久 編集
メジカルビュー社
電子版ISBN 978-4-7583-7106-3
電子版発売日 2016年12月12日
ページ数 328
判型 B5変
印刷版ISBN 978-4-7583-1695-8
印刷版発行年月 2015年12月
書籍・雑誌概要
特にリハスタッフが臨床でかかわる機会が多い「パーキンソン病」「脊髄小脳変性症」「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」「多発性硬化症」「筋ジストロフィー」の5つの疾患を取り上げ,実際の患者をとらえた臨床写真とともに,リハビリテーションのノウハウを解説した実践書。
さらに,療養環境の整備,チームアプローチの方法,医療助成制度や就労支援などの社会資源の活用についても解説し,神経難病の治療に携わるPT・OT・STに必要な知識をオールカラーで網羅した充実の1冊となっている。
目次
Ⅰ章 神経難病リハビリテーションの概要
1 神経難病のリハビリテーション
難病とは何か
神経難病の患者のニーズとは何か
リハビリテーションの実態について
リハビリテーションの指導時のポイント
リハスタッフへの神経難病リハビリテーションに関する教育について
おわりに
2 療養環境整備とチームアプローチ
神経難病療養者に対する療養環境整備とチームアプローチの意味
神経難病療養者の療養環境整備(療養経過と支援課題,ALSを例に)
多職種によるネットワークづくり
保健所,保健師の役割
3 医療費助成制度と福祉制度
はじめに
難病患者の医療費助成制度について
在宅難病患者一時入院事業について
利用できる制度について(医療費助成制度以外)
在宅生活を送っている難病患者の事例
4 就労支援
就労の現状
難病をもつ人の働き方
就労者の事例
難病をもつ人の就労を支えるもの
Ⅱ章 神経難病の障害像
1 運動機能障害
随意運動発現の流れ
障害部位と一次的運動機能障害との関連性
主な運動機能障害
神経・筋疾患による運動機能障害のとらえ方
2 コミュニケーション障害
神経難病のコミュニケーションの特徴と評価
コミュニケーションエイドの導入
社会福祉制度の活用
3 摂食嚥下障害
摂食嚥下の流れとその障害
誤嚥とは
神経難病と嚥下障害
嚥下障害の始まり
摂食嚥下障害への対応
リスク管理
栄養管理
流涎
4 呼吸障害
神経難病の呼吸障害
神経難病の呼吸リハビリテーションと呼吸理学療法
神経難病に対する特異的な呼吸障害
呼吸障害の評価
呼吸障害に対する対症療法とリハビリテーションの意義
神経難病患者に対する呼吸理学療法
排痰機器
まとめ
5 心理的課題とQOL
患者・家族への心理的配慮
用具適応上の心理的な問題と対応
6 歯科・口腔衛生
口腔のつくりと役割
口腔ケアの必要性
神経難病患者の口腔症状と口腔ケアの課題
神経難病人工呼吸療法実施者の口腔ケアについて
在宅療養している患者の口腔ケアの課題と対応
口腔リハビリテーションを取り入れた口腔ケア
多職種連携の必要性
Ⅲ章 疾患別リハビリテーションの実際
1 パーキンソン病(関連疾患としてPSPを含む)
疾患の概要
標準的な評価指標とリハビリテーション
リハビリテーションの実際
2 脊髄小脳変性症(多系統障害型として多系統萎縮症を含む)
はじめに
神経難病と緩和ケア
疾患の概要
疾患の徴候
リハビリテーションの目的
評価(検査)
標準的なリハビリテーション
上肢機能
言語療法
摂食・嚥下障害
高次脳機能障害
リスク管理
SCD患者のリハビリテーションへのニーズと自主トレについて
3 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
疾患の概要
標準的なリハビリテーション
理学療法
作業療法
言語療法
4 多発性硬化症
疾患の概要
理学療法
作業療法
言語聴覚療法
5 筋強直性ジストロフィー,多発性筋炎などの筋疾患
筋疾患に対するリハビリテーション
筋ジストロフィー
多発性筋炎