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緩和ケア・コンサルテーション
筆頭著者 小早川 晶 (著)
北九州市立医療センター部長
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-28508-2
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 190
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-524-26972-3
印刷版発行年月 2012年5月
書籍・雑誌概要
緩和ケアに先駆的に取り組んできた著者の経験に基づき,緩和ケアの知識・技術・態度を適切に学べるようまとめた新しいテキスト.緩和ケアの定義から疼痛治療の実際,疼痛以外の症状の緩和,全人的ケアまで緩和ケアのあらゆる事柄を網羅し,ベテランの緩和ケア医からコンサルテーションされているかのように,緩和ケアの実際が理解できる.
目次
【内容目次】
緩和ケア序章
1 緩和ケアへのアプローチ
A 「緩和ケア」の意味
B ホスピス・緩和ケアの歴史
C わが国での緩和ケア
2 緩和ケアの定義
A 緩和ケアとは?
B 緩和ケアの定義
C 緩和医療の定義
D 緩和医療を実践する医師の資質と態度
E 緩和ケアの基本
3 患者・家族へのアプローチ
A 緩和ケアを始める時期
B 医学・医療の進歩と緩和ケアの今日的意義
C 患者・家族へのBad Newsの伝え方
D 患者・家族との情報の共有
E ホスピス・緩和ケアの橋渡し
F End-of-Lifeにおける患者・家族とのDNARなどについての相談
G 事前指定書(アドバンス・ディレクティブ)
4 緩和ケアの種類
A 緩和ケア外来(緩和ケアクリニック)
B 緩和ケア・コンサルテーションサービス
C 緩和ケア入院病棟
D 在宅緩和ケアサービス
E 遺族に対するサービス
5 緩和ケアの基準
A 日本ホスピス緩和ケア協会のホスピス緩和ケアの基準
B 北九州市立医療センターにおける緩和ケアの基準
6 地域との連携
A 地域の病院,クリニック,訪問看護ステーション,介護支援センターなどの医療・介護施設との連携
B 地域住民への緩和ケアの普及・啓蒙活動
7 緩和ケアの臨床
A 症状マネジメントの原則
B 日常診療の心得
8 がんによる痛みの緩和
疼痛マネジメント(基本編)
A がん性疼痛の特徴
B がん性疼痛の治療
C WHOの3段階除痛ラダー
D 痛みのアセスメント
疼痛治療薬の基礎知識
A NSAIDs
B アセトアミノフェン
C 弱オピオイド
D 強オピオイド
E オピオイドの副作用の原因と対策
F レスキューについて
G オピオイドローテーションについて
H 持続皮下注射法について
I オピオイド使用時の注意点
疼痛マネジメント(上級編)—オピオイドが効きにくい痛みへの対応
A 鎮痛補助薬について
B セデーションについて
9 鎮痛目的以外の薬剤
10 痛み以外の症状の緩和
A 呼吸困難感
B 発熱
C 不安,焦燥
D 抑うつ
E 嘔気・嘔吐
F しゃっくり
G 倦怠感
H 食欲不振,体重減少
I 便秘
J 下痢
K せん妄
11 緩和ケア内科医の指示簿
12 緩和ケア緊急症
A 脊髄圧迫症状
B 上大静脈症候群
C 大量出血
13 全人的ケアによるアプローチ
A 全人的ケアとは
B 音楽療法
C アロマセラピー
D 読書療法
E その他の文化・芸術療法
14 緩和ケアが介入すべきトピック
A End-of-Lifeにおける輸液
B End-of-Lifeにおける薬剤の整理
C 死前喘鳴
D ライフレビューの完成
E 最期の望みの達成
F 看取りのサポート
15 死が差し迫ったときにみられる症状とその緩和
16 臨終前後の家族へのケア
17 緩和ケアにおける医師教育
18 自分自身をケアすること
あとがき
緩和ケアに用いる主な薬剤一覧
参考図書・資料
索引