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脳神経内科はじめました

問診力×神経診察×画像診断で95%以上診断できる!!

脳神経内科はじめました
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筆頭著者 杉山 淳比古 (著)

南江堂

電子版ISBN 978-4-524-27174-0

電子版発売日 2025年4月14日

ページ数 228

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-524-21149-4

印刷版発行年月 2025年4月

DOI https://doi.org/10.15106/9784524211494

書籍・雑誌概要

難しく,とっつきにくい脳神経内科疾患の診断を,若手脳神経内科医がやさしく解説.病歴聴取と神経診察について,筆者ならではの工夫やポイントを多数盛り込んだ.さらに,診察によって得た診断推論から確定診断につながるまでの画像診断の考え方,オーダー時の工夫,読影のポイントについても多数の症例とともに詳述.脳神経内科に興味はあるけど近寄りがたいと感じるあなたのための一冊.

目次

【内容目次】
1 はじめに

2 まずは「古典的な診断推論法」から
 A 病歴聴取の基本的な流れ・内容
 B 病歴聴取の重要性
 C 病歴からの病因診断(疾患カテゴリーの推測)
  C-1  疾患カテゴリーの分類
  COLUMN 1 発症時期の同定が難しいときには
  C-2  患者さんが「悪くなっている」と話すときに考えること
 D 病歴聴取による部位診断
 E 病歴聴取の工夫
  E-1  再現VTR が作れるように病歴聴取をする
  COLUMN 2 頻度が高い疾患の診断における直感(直観)的診断
  E-2  職業など生活背景・社会歴の聴取
  COLUMN 3 薬物依存症に伴う神経障害の患者さんは教えてくれない
  E-3  「家族歴はありません」=遺伝性疾患ではない?
 F 部位診断のための神経解剖
  F-1  運動:皮質脊髄路(錐体路)と皮質延髄路
  COLUMN 4 椎体レベルと髄節レベルのずれって?
  F-2  感覚(温痛覚):脊髄視床路
  F-3  感覚(深部感覚):後索-内側毛帯路
  F-4  小脳系・錐体外路系
 G 神経診察による部位診断
  COLUMN 5  transient myoclonic state with asterixis

3 +αとして上手に画像を役立てる
 A 病歴聴取と神経診察では得られない画像の役割
 B 画像で疾患の背景にある病態や病理を推測する
  B-1  頭部MRIの基本をおさえる
  B-2  画像から推理する
  B-3  病変の信号変化から疾患の背景となる病態や病理を推測する
 C 無症候性病変を検出して診断に役立てる
 D 画像が診断に直結する
 E 画像を「よく読める」とは,「よく読める」ために
  E-1  所見を解釈/考察し,診断につなげる
  E-2  「中脳被蓋の萎縮」を例に考える
  E-3  事前確率を見積もるために必要なこと
  COLUMN 6 臨床医は画像を勉強する必要がある?
 F 適切な画像モダリティの選択,適切な検査部位の選択
  COLUMN 7 画像反転事件

4 様々な主訴から実際に診断する
 A ふらつき
  A-1  病歴聴取のポイント
   ① 小脳性運動失調のポイント
   ② 感覚性運動失調のポイント
   ③ 姿勢反射障害のポイント
   ④ 小脳の局所病変なのか系統変性なのか
  A-2  診察のポイント
   ① 小脳性運動失調の診察
   ② 感覚性運動失調の診察
   ③ 姿勢反射障害の診察
  A-3  症例提示
   CASE 1 「慢性」×「小脳の系統変性」
   CASE 2 「慢性」×「小脳の系統変性」
   CASE 3 「慢性」×「小脳・自律神経の系統変性」
   CASE 4 「亜急性」×「小脳の系統変性」
   CASE 5 「突発完成型」×「小脳の局所病変」
   CASE 6 「急性」×「小脳の局所病変」
   CASE 7 「亜急性」×「後索+側索病変」
   CASE 8 「慢性」×「錐体外路の系統変性+前頭葉の障害」
  COLUMN 8 時間の検証を受けること
 B 力の入りにくさ
  B-1  病歴聴取のポイント
   ① 力の入りにくさが一側上肢・一側下肢の場合
   ② 力の入りにくさが全身性・両側性の場合
  B-2  診察のポイント
  B-3  症例提示
   CASE 1 「突発完成型」×「右皮質脊髄路の局所病変」
   CASE 2 「突発完成型」×「左腓骨神経の局所病変」
   CASE 3 「突発完成型」×「左運動野皮質の局所病変」
   CASE 4 「亜急性」×「筋原性疾患」
   CASE 5 「慢性」×「筋原性疾患?」
   CASE 6 「慢性」×「筋原性疾患」
   CASE 7 「慢性」×「神経原性疾患」
   CASE 8 「亜急性」×「神経筋接合部疾患」
   CASE 9 「慢性」×「神経筋接合部疾患? 筋原性疾患?」
  COLUMN 9 痛みを伴う片麻痺に注意
 C 手足の動かしにくさ,動作がゆっくり
  C-1  病歴聴取のポイント
  C-2  診察のポイント
  C-3  症例提示
   CASE 1 「慢性」×「パーキンソニズム」
   CASE 2 「慢性」×「パーキンソニズム+自律神経障害」
   CASE 3 「慢性(階段状)」×「パーキンソニズム」
   CASE 4 「亜急性」×「パーキンソニズム」
   CASE 5 「亜急性」×「パーキンソニズム」
 D しびれ
  D-1  病歴聴取のポイント
  COLUMN 10 むずむず腕症候群?!
  D-2  診察のポイント
  D-3  症例提示
   CASE 1 「突発完成型」×「脳幹~視床の脊髄視床路」
   CASE 2 「突発完成型?」×「三叉神経第2枝」
   CASE 3 「突発完成型」×「脊髄病変」
   CASE 4 「急性」×「多発単ニューロパチー」
   CASE 5 「亜急性」×「多発ニューロパチー」
   CASE 6 「亜急性」×「多発ニューロパチー」
   CASE 7 「慢性」×「多発ニューロパチー」
  COLUMN 11 MR neurography とは

5 まとめ

あとがき

索引