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≪ジェネラリストBOOKS≫
“問診力”で見逃さない神経症状
筆頭著者 黒川 勝己 (他著)
その他の著者等 園生 雅弘
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-63679-7
電子版発売日 2019年11月25日
ページ数 150
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-03679-5
印刷版発行年月 2019年10月
書籍・雑誌概要
神経疾患の詳しい知識がなくても、神経学的診察が苦手でも、“問診だけ”で鑑別疾患はここまで絞り込める! 『週刊医学界新聞』の好評連載が待望の書籍化。「頭痛」「めまい」「しびれ」「意識消失」などよく診る神経症状について、Common(一般的)な疾患を見分け、Critical(重篤)な疾患を見逃さない“問診力”が身につく1冊。
目次
序
第1章 総論
非専門医が神経症状を診るために必要なスキルとは?
コモンな症状を診るための“問診力”とは?
第2章 よく診る症状別症例集
頭痛
症例1:締め付けられるような頭痛
Qその1 「頭痛が起こった瞬間,何をしていましたか?」
Qその2 「このような頭痛は初めてですか?」
症例2:視界がキラキラする頭痛
Qその1 「頭痛が起こった瞬間,何をしていましたか?」
Qその2 「これまでの頭痛と同じですか?」
Qその3 「キラキラは頭痛の前に起こりましたか?」
症例3:頭が重い感じのする頭痛
Qその1 「動いていると頭痛がひどくなって困りますか?」
Qその2 「吐気はありますか?」
Qその3 「光が眩しいと感じたり,音がうるさいと感じたりしますか?」
症例4:片側のみの頭痛
Qその1 「ずきっとする痛みが,短時間,間欠的にきませんか?」
Qその2 「目の奥が痛んで,じっとしていられないほどですか?」
めまい
症例5:繰り返すめまい
Qその1 「じっとしていても,30分間ずっとめまいが続いたのですか?」
Qその2 「めまいの最中,顔がしびれていましたか?」
症例6:ぐるぐる回るめまい
Qその1 「これまでに同じようなめまいはありましたか?」
Qその2 「どういう状況でめまいが起きましたか?」
症例7:数年前からのめまい
Q 「頭痛はありませんか?」
症例8:意識が遠のくようなめまい
Qその1 「どのような状況で意識を失ったのですか?」
Qその2 「動悸がしたり,胸が痛かったりしませんでしたか?」
しびれ
症例9:ビリビリするしびれ(1)
Qその1 「しびれて動かしにくく感じますか,感覚が鈍っていますか,
それともジンジン・ビリビリしますか?」
Qその2 「しびれはどんなときにひどく/軽くなりますか?
起床時はどうですか?」
症例10:感覚が鈍い感じのしびれ
Qその1 「いつしびれに気づきましたか?」
Qその2 「顔にしびれはないですか?」
Qその3 「背中の痛みやこりはないですか?」
症例11:ビリビリするしびれ(2)
Q 「少し前に風邪をひいたり,あるいは下痢をしたりしたことは
ありませんか?」
一過性意識消失
症例12:繰り返す意識消失
Qその1 「明らかなけいれんはありましたか?」
Qその2 「発作中,目は開いていましたか?」
症例13:一瞬の意識消失
Q 「急に体がぴくついたり,物を落としたりすることはありませんか?」
その他の症状
症例14:筋収縮と弛緩を繰り返す(間代性)けいれん
Q 「症状の変動はありませんか?」
症例15:足を反らせない(下垂足)
Q 「右足は歩き始めから反れなかったのですか?
歩いている途中から反れなくなりましたか?」
症例16:足をひきずる(歩行困難)
Qその1 「症状はどのように起こりましたか?」
Qその2 「症状の程度は同じですか?」
症例17:急に進行するもの忘れ
Q 「状態がよい日と悪い日がありますか?」
症例18:もの忘れのある患者のけいれん
Qその1 「寝ながら大声を出したりしませんか?」
Qその2 「幻をみたりしませんか?」
症例19:体重減少
Q 「体のどこかで,筋肉がぴくぴくすることはありますか?」
症例20:疲れやすい
Qその1 「力の入りにくさは,休むとすぐに回復しますか?」
Qその2 「症状は朝方からありますか?」
索引