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雑誌
≪Basic & Practice≫
Basic&Practice 看護学テキスト 災害看護 改訂第2版
筆頭著者 太田 晴美(編著)立垣 祐子 (編著)
その他の著者等 酒井明子・永井幸寿・吉岡留美・作川真悟・鬼塚美玲・石橋信江・渡邊聡子・今野美紀・佐々木めぐみ・高橋和子・内木美恵・大山太・神昭仁・山田覚・野原正美・鈴木健介・三上剛人・尾山とし子・橋本真由美・奈良唯唯子・高以良仁・石川幸司・清水誉子・齋藤正子・三橋睦子・勝沼志保里・西上あゆみ
Gakken
電子版ISBN 978-4-05-988898-7
電子版発売日 2025年5月30日
ページ数 272
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-05-510068-7
印刷版発行年月 2025年3月
書籍・雑誌概要
ステップ1では災害看護を理解するために必要な知識,ステップ2では災害発生時に看護師に求められる必須の技術,ステップ3では実際に災害が発生した際の医療・看護支援について,病院や救護所・避難所・仮設住宅・在宅と場ごとに時系列に沿って具体的に解説.
目次
はじめに
Step1 災害看護を理解するために必要な知識を学ぶ
1 災害看護とは
災害の多様性と災害看護を取り巻く現状
災害看護とは
災害看護における定義の明確化
災害看護の必要性
災害看護に必要な視点
災害看護に必要な能力
支援者の基本姿勢
2 災害の定義と歴史
災害の定義
災害の種類
災害発生時期による特徴
災害医療の歴史
災害医療とは
3 災害に関する法律・制度
災害看護における法律学習の意義
災害の法制度の歴史
災害対策基本法
災害救助法
災害医療に関する制度
被災者支援制度
さいごに
4 災害時の支援体制と医療体制 チーム医療
災害時における医療体制
被災地で活動する医療チーム
5 災害サイクルと災害医療の特徴
災害サイクル各期の医療・看護支援
災害急性期の医療 災害医療の原則「CSCATTT」
災害急性期以降の医療活動
準備期(静穏期)の災害医療活動
災害医療の対象
6 圧挫症候群
圧挫症候群とは
救出・救助
診断と治療
看護
7 災害関連死
災害関連死の定義
災害関連死の認定
データでみる災害関連死
災害関連死の要因とその対応
災害関連死とコミュニティ
まとめ ―災害関連死を予防するポイント
8 寒冷環境,暑熱環境
寒冷環境
暑熱環境
9 とくに配慮を要する人々とその支援
1 対象と支援
被害は個人の特性に影響を受ける
災害対策基本法における「要配慮者」の定義
「要配慮者」の支援は平時からなされる
避難行動に対する支援
避難生活に対する支援 ─福祉避難所について─
あらためて「要配慮者」支援を問う
2 高齢者
災害における高齢者
高齢者の特徴と災害による高齢者への影響
高齢者の避難行動と支援
高齢者の避難生活と支援
認知症高齢者の避難生活と支援
おわりに
3 障害者 ─知的障害者・身体障害者・精神障害者
障害者への支援
知的障害者の障害特性と支援
身体障害者の障害特性と支援
精神障害者の障害特性と支援
4 妊産褥婦・新生児
妊産褥婦・新生児の特徴と災害時に認められていた症状・思い
災害時における妊産褥婦・新生児への看護
平時における災害への備え
5 小児
災害による子どもへの影響とストレス
災害を受けた子どもと家族への支援
災害時における緊急度の把握・トリアージ
6 在宅療養者
在宅療養における防災対策
災害サイクル各期における在宅療養者と家族への支援
7 外国人
日本に生活・滞在している外国人の状況
外国人が日常感じている違和感と災害時に特有な背景
災害時における外国人の困難
外国人への支援
付表:災害各期における要配慮者への看護
Step2 災害時に必須の技術を学ぶ
1 CSCATTT
1 指揮命令・統制 Command and Control
災害時の指揮命令系統の確立
2 安全 Safety
災害時の安全管理
安全に関する3つのS(3S)
まとめ
3 情報伝達 Communication
災害情報
情報
災害情報の課題と対策
パニック防止対策
災害情報システム
情報源としてのマニュアル類
4 アセスメント(分析・評価) Assessment
アセスメントとは
災害時のアセスメントの特徴
機関別のアセスメント
5 トリアージ Triage
トリアージとは
トリアージ区分
トリアージの重要なポイント
トリアージの方法
トリアージ・タッグ
6 治療・応急処置 Treatment
緊急度・重症度が高い場合の応急処置
急病の応急処置
7 搬送 Transport
災害時の搬送
搬送方法
搬送の優先順位
2 こころのケア
はじめに
被災者に対するこころのケア
被災者の時間経過に伴う心理的変化
災害時の行動に影響するこころのはたらき
ケアを提供する援助者の基本的態度
こころのケア活動の実際
被災者との関係づくり
遺族に対するこころのケア
援助者に対するこころのケア
3 CBRNE災害とマスギャザリング
CBRNE災害の特徴
CBRNE災害への対応
傷病者への対応
CBRNE災害による被災者への看護
マスギャザリング
Step3 災害発生時に展開される看護の実際を学ぶ
1 災害各期の看護支援
1 医療機関
はじめに
医療機関が被災した場合
自施設の被害はなく,被災地域の傷病者を受け入れる場合
2 医療救護所
医療救護所の種類
医療救護所の運営
医療救護所における被災者への対応
医療救護所における看護師の役割
被災者への配慮
おわりに
3 一般避難所
避難所の種類
避難所の現状
避難所開設後の看護
4 福祉避難所
福祉避難所とは
福祉避難所開設の経緯と課題
福祉避難所を利用する対象となる者
福祉避難所の健康課題と看護職の役割
5 避難所での感染症への対応
新型コロナウイルス感染症,季節性インフルエンザ(5類感染症)対策を想定した避難所生活者への対応
感染性疾患を有する避難所生活者への対応
感染性呼吸器疾患症状を認める避難所生活者への対応
感染性胃腸炎症状を認める避難所生活者への対応
さいごに
6 応急仮設住宅・恒久(復興)住宅
応急仮設住宅とは
恒久(復興)住宅とは
応急仮設住宅・恒久(復興)住宅に暮らす住民の健康問題
応急仮設住宅・恒久(復興)住宅に暮らす住民への看護支援
7 自宅
在宅避難者とは
医療依存度の高い在宅療養者への対応
災害時に支援の必要な在宅療養者への対応
災害時の備え
2 支援と受援
1 支援の受け入れ
支援の受け入れ
支援(支援に入る)
受援(支援を受ける)
さいごに
2 海外の被災地への支援
国連諸機関
国際赤十字・赤新月運動(赤十字運動)
非政府組織,非営利組織
被災国要請による政府機関
国際災害医療支援での災害看護の定義
3 災害への備え
災害時に生命と生活を守るための備え
高齢化と災害時救助の担い手不足
医療・福祉施設での備え
災害教育
看護師としての備え
生活者としての備え
啓発活動
付表:災害各期の被災者・被災地の状況/災害時の医療・看護活動の場および活動内容
看護師国家試験過去問題(解答・解説)
看護師国家試験出題基準(令和5年版)対照表
Index
column
社会的孤立と死亡率
災害時保健医療福祉活動支援システム(D24H)
心理的応急処置(サイコロジカル・ファーストエイド:PFA)
整体
災害時遺族・遺体対応派遣チーム
援助者に対する差別や偏見をなくす取り組み
医療的ケア児のニーズを活かした個別避難計画と訓練
在宅療養者・家族および訪問看護師の身の安全を守る
備災・啓発活動