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医学研究のための
因果推論レクチャー
筆頭著者 井上 浩輔 (著)
その他の著者等 杉山雄大 著/後藤温 著
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-65375-6
電子版発売日 2024年4月15日
ページ数 192
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-05375-4
印刷版発行年月 2024年3月
書籍・雑誌概要
因果推論の知識と手法を会得し、ワンランク上の研究をめざそう!
『週刊医学界新聞』の好評連載に大幅加筆をして待望の書籍化! 原因と結果との関係を統計学的に推定するデータサイエンスの手法である因果推論を、医学研究にどう用いればよいのか。本書では、因果推論のアプローチを、研究の「問い」に応じた手法ごとに解説。適切なリサーチクエスチョンを立て、実現可能性の高いデータソースを探し、因果推論を研究に適用するための実践的なプロセスを示す。入門者からステップアップを図りたい方まで幅広く活用できる1冊。
目次
総論
第1章 因果推論で医学研究を身近で素敵なものに!
第2章 因果推論を行うためのステップ
第3章 介入研究と観察研究から因果効果を考える
第4章 そもそも因果推論とは何か?
第5章 因果推論にDAGを活用する
各論1 因果効果を推定するために変数を調整する
第6章 層別解析により因果効果を推定する
第7章 多変量回帰モデルを因果推論に用いる
第8章 傾向スコア分析を用いて交絡を調整する
各論2 メカニズムを解明する
第9章 時間とともに変化する曝露を扱う
第10章 集団ごとの効果の違いに目を向ける
第11章 曝露がアウトカムに及ぼす影響をひもとく
各論3 バイアスを定量化し,対処する
第12章 想定できるバイアスを定量化する
第13章 操作変数を用いて因果効果を推定する
第14章 集団に対する曝露・介入の効果推定
各論4 発展的な因果推論の手法を応用する
第15章 中間因子を用いて因果効果を推定する
第16章 機械学習を用いて因果効果を推定する
第17章 機械学習を用いて効果の異質性を評価する
第18章 観察研究においてRCTを模倣する
まとめ
第19章 因果推論の理解を深め,人と社会が健康な未来の実現を
Column
1 実現可能な研究デザインに落とし込むには
2 因果推論を考える上で重要な3つの階層
3 因果のパイモデル
4 table 2 fallacy
5 操作できない曝露の因果効果は求まるのか?
6 Monty Hall problem
索引