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はじめての在宅小児リハビリテーション
訪問だからできる発達支援、生活支援
筆頭著者 齋藤 大地 (著)
三輪書店
電子版ISBN
電子版発売日 2020年7月13日
ページ数 98
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-89590-682-1
印刷版発行年月 2020年5月
書籍・雑誌概要
小児訪問リハビリテーションの専門セラピストが書き下ろした実践的ヒント
はじめてお宅に訪問して行う小児リハビリテーションは誰もが緊張することだろう。
お子様の状態はどれほど大変であることだろう。
状態が悪くなったらどうしよう。
そもそも自分に何ができるのだろうか?
一方、お子様の成長する場である「家」で行う小児リハビリテーションには多くのメリットがある。
日常生活と緊密に連動し、疾患や症状の変化に対応できる。
ごく自然な普段の様子を間近で評価し、体調や必要度に応じて発達を支援する。そして、日々の「出来た!」の場面に立ち会える。
こうしたいくつものメリットや在宅小児リハに必須の知識、技術的な面や実際の組み立てについて、これまで長い間小児訪問リハに関わってきた筆者の経験から具体的にまとめた。
本書が、これから在宅小児リハに関わるセラピストの方のお役に立てば幸いである。
目次
はじめに―玄関の前に立つあなたへ
第1章 在宅小児リハビリテーションのことはじめ
1.1 対象者の変化―新生児医療と重度重複化
1.2 法制度の変化
1.3 施設から在宅へ
1.4 リハビリテーションにおける思考モデル
第2章 在宅小児リハビリテーションに必要な「もの」と「こと」
2.1 成人と小児のリハビリテーションの違い
2.2 制度上の特徴
2.3 在宅小児リハビリテーションに必要な視点―サービスの本質
2.4 在宅小児リハビリテーションに必要な知識
2.5 画像を見る重要性
2.6 他職種,他業種との連携
2.7 生活の流れとリスク予防
2.8 天気や季節・災害対応に関して
第3章 実際の訪問業務の組み立て(準備,契約,記録,医療請求など)
3.1 訪問に行く前の準備―事前情報からの資料収集
3.2 新規訪問時のインテーク(事前面談)や契約手続き
3.3 衛生面の管理
3.4 バイタル・ボディーチェックと評価
3.5 記録と報告書の作成の重要性
3.6 集金業務と,保険制度,医療請求
3.7 接遇面と個人情報への配慮
3.8 在宅小児リハビリテーションの流れ―5つのP
第4章 脳性麻痺
4.1 現代の脳性麻痺の3つの定義
4.2 GMFCSによる脳性麻痺の重症度分類
4.3 PVLと伝導路障害に対する発達支援
4.4 重症心身障害,高医療依存への対応
4.5 不随意運動,アテトーゼ型の麻痺
4.6 失調型の麻痺
第5章 発達障害について
5.1 発達障害の定義
5.2 感覚,知覚,認知と発達障害
5.3 感覚異常に対するトレーニング
5.4 座位姿勢の調節機能について
5.5 身体イメージの構築
5.6 認知機能と概念化
第6章 先天性の異常
6.1 染色体と染色体異常
6.2 21トリソミー(ダウン症候群)
6.3 18トリソミー(エドワーズ症候群)
6.4 13トリソミー(パトウ症候群)
6.5 先天性の異常へのリハビリテーションアプローチのまとめ
第7章 ライフステージごとの介入
7.1 ライフステージの分類
7.2 新生児~乳児期(生後~2歳)
7.3 幼児期~就学準備期(2歳~6歳・就学前)
7.4 学童前期(6~10歳)
7.5 学童後期(10~16歳)
7.6 青年期(16~18歳)
7.7 療育トンネルの話
7.8 成人期(18歳以降~)
第8章 未来への指針
8.1 在宅小児リハビリテーションの意味,意義,価値
8.2 今後の在宅小児リハビリテーション