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もしも心電図で循環器を語るなら 第2版

もしも心電図で循環器を語るなら 第2版
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筆頭著者 香坂 俊 (著)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-64293-4

電子版発売日 2021年6月21日

ページ数 178

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-260-04293-2

印刷版発行年月 2021年5月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260642934

書籍・雑誌概要

好評書「もしも心電図が小学校の必修科目だったら」が、よりわかりやすく、より面白く、生まれ変わった! “心電図は苦手”と語る著者が、心電図を循環器診療を読み解くツールと定義し、徹底的な現場志向で解説。「スパズムはこの世に存在しない?」「ST上昇のルールブック」「規則的で礼儀正しいSVT」……著者の軽快な語り口に導かれ、いつの間にか循環器の真髄に迫る!

目次

プロローグ 心電図を読むにあたって

1章 AF/SVT(心房細動/上室性頻拍)
 1 心房の拡大
 2 心臓最大の不協和音――心房細動
 3 規則的で礼儀正しいSVT
 4 SVTの起源を探る
 まとめ AFとSVTはNarrow QRS
 Column
  Long RP′頻拍
  成人した先天性心疾患の心電図所見
 Update
  CABANA試験

2章 VT/VF(心室頻拍/心室細動)
 5 腕立て伏せ1分間に100回――目の前で心停止が起こったら
 6 VT/VFの原因となる心電図変化
 まとめ 身体を動かすには訓練が必要
 Column
  Wide QRS頻拍の深読み
  U波の神秘
  S波で判断するBrugadaの危険度

3章 SIHD(安定虚血性心疾患)
 7 病態生理に全く触れないST低下の話
 8 安定狭心症はどれだけ「安定」しているか?
 9 安定狭心症の治療の進歩
 10 スパズムはこの世に存在しない?――虚血性心疾患をめぐる日米のアプローチの違い
 11 異常Q波と断片化されたQRS
 まとめ 変化する安定虚血性心疾患のとらえ方
 Column
  運動後の心臓はいつまで「負荷」を受けているか
  虚血の記憶(Ischemic Memory)
  心筋梗塞の分類 あれこれ
 Update
  ISCHEMIA試験

4章 ACS(急性冠症候群)
 12 ST上昇のルールブック
 13 Door-to-Baloon Timeとは?
 14 ST上昇の“深読み”
 15 もしすべての誘導でSTが上がっていたら
 まとめ ST上昇は特別な所見
 Column
  ACS症例でのST低下
  たこつぼ心筋症の心電図

5章 予防医学
 16 脚ブロックが「病気」に昇格できない訳
 17 心不全症例での脚ブロック
 18 脚ブロックの患者さんでSTが変化していたら?
 19 心肥大の心電図所見について
 20 実は心室の変化よりも心房の変化のほうが?
 まとめ いろいろな心電図所見を組み合わせると?
 Column
  Choosing Wisely?キャンペーン
  左室肥大の深読み
  左室肥大の症例
  どこまで運動はしてもいいのか?

エピローグ 機械学習の時代を迎えての心電図の役割

索引