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極論で語る消化器内科

極論で語る消化器内科
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筆頭著者 小林 健二 (著)

その他の著者等 香坂 俊 監修

丸善出版

電子版ISBN

電子版発売日 2019年10月28日

ページ数 174

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-621-30329-0

印刷版発行年月 2018年10月

DOI https://doi.org/10.32306/9784621303290

書籍・雑誌概要

「極論で語る」シリーズ,ついに登場「消化器内科」! 消化器内科といえば,研修医にとって鉄板中の鉄板.内科系では,最も頻度の高い消化管の病.できる内科医になるには,必須の科目ですが,コモンなだけにこれがまた難しい.ですが,こんな敷居の低い(わかりやすい),消化器内科の本は,初めて! 小林健二先生の「極論」を体得ください。

目次

1章 消化管出血[gastrointestinal bleeding]
極論1 血行動態を何よりも(内視鏡よりも)優先させる
極論2 数分で把握する病歴と身体所見
極論3 黒色便と鮮血便の本当の意味は…?
極論4 リスク評価は経験のない若手の味方
極論5 過剰な輸血はしない
コラム1 小腸出血

2章 胃食道逆流症[GERD]
極論1 警告徴候がなければPPI,診断的治療でもPPI
極論2 PPI投与,じつは「食後」よりも「食前」
極論3 無敵のPPIにも「弱点」はある
極論4 生活指導でPPIをサポートする
極論5 GERDは胸焼けだけではない
コラム1 バレット食道

3章 消化性潰瘍[peptic ulcer]
極論1 潰瘍の原因はストレス・コーヒーよりも「ピロリ・NSAIDs」
極論2 酸分泌の抑制,これ一本で勝負!
極論3 みつかったらすぐに「除菌」
極論4 悪性病変の除外を忘れない
コラム1 HP 感染胃の内視鏡所見

4章 胆石関連疾患[gallstone disease]
極論1  癪は胆石か…? 
極論2 無症候であれば,経過観察もしない
極論3 結石がなくても胆嚢炎は起きる
極論4 急性胆管炎はとにかく狭窄の解除

5章:肝臓系検査[liver test]
極論1 「肝機能検査」という用語を使わない
極論2 肝臓系検査異常は3パターンに落とし込む
極論3 肝臓の合成能はアルブミン,プロトロンビン時間(PT)

6章 下痢[diarrhea]
極論1 発症4週間以内か? 以上か? それが問題だ
極論2 便培養よりむしろCDトキシン
極論3 医原性の下痢は意外と多い
極論4 慢性下痢ではまず,IBSを除外する
極論5 便のことを聞く!
コラム1 自宅での経口補水液のつくり方
コラム2 便の浸透圧較差

7章 便秘[constipation]
極論1 便秘の陰に「病」あり
極論2 「患者の悩みは何なのか…?」を知る 
極論3 治療戦略は3つに分ける(特発性便秘):「NTC」「STC」「機能性便排出障害」
極論4 刺激性下剤の乱用はよくみかける
コラム1 日本でもようやく「慢性便秘症診療ガイドライン」

8章 嚥下障害[dysphagia]
極論1 まず症状発現のタイミングで分ける.「すぐか?」「 数秒後か?」
極論2 食道性嚥下障害は「内視鏡」が必須
極論3 口腔咽頭性嚥下障害なら「嚥下造影検査」「耳鼻科評価」
極論4 最後は「食道内圧測定」を行う
コラム1 好酸球性食道炎(eosinophilic esophagitis;EoE)

9章 機能性ディスペプシア[FD]
極論1 機能性ディスペプシアでは内科医の素養が試される
極論2  FDの分類は食事で
極論3 まず「除菌」
極論4 治療の主体は「酸分泌抑制」と「消化管運動機能改善薬」

10章 過敏性腸症候群[IBS]
極論1 警告徴候のない慢性的な腹痛がIBS
極論2  IBSは4タイプに分類する
極論3 治療戦略は「便秘型」「下痢型」「混合型」で分ける
極論4 低FODMAP食も1つの手
コラム1 腸管ガス(おなら)の原因となる食品を控える

11章 感染性腸炎[infectious enterocolitis]
極論1 まず「小腸型か」「大腸型か」を判断する
極論2 その検査は必要か…?
極論3 抗菌薬は不要
極論4 2週間以上下痢が続いたら「頭を切り替える」
コラム1 腸の問題だけで終わらないこともある

12章:極論・消化器癌ポプリ[potpourri:ごった煮]
極論1 腫瘍マーカーは健常人では役立たず
極論2 便潜血検査を行う前に「陽性ならどうするか…?」を考える
極論3 フラッシャーでは食道扁平上皮癌のリスクが約3倍
極論4 分枝膵管型IPMNと最近発症したDMは,通常型膵癌の合併に気をつける
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