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看護のためのファシリテーション
学び合い育ち合う組織のつくり方
筆頭著者 中野 民夫 (他編著)
その他の著者等 浦山 絵里/森 雅浩
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-64171-5
電子版発売日 2020年3月23日
ページ数 224
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-04171-3
印刷版発行年月 2020年2月
書籍・雑誌概要
ファシリテーションとは、「人々が遠慮なく発言や参加ができる場をつくり、円滑なコミュニケーションを育むことで、意見や感情のやり取りをスムーズにし、共に学んだり一緒に何かを創ったりする過程を実り多いものに促すための技法」である。本書では、支援型・対話型リーダーによる「人材育成」と「組織開発」を中心に据え、ファシリテーションの理念とスキル・実践を、主に病院の看護師に向けて解説する。
目次
はじめに
第1章 ファシリテーションとは何か
1.1 ファシリテーションとは何か
1.2 ファシリテーター型リーダー
人々の相互作用を促し,自律や創造を育む支援型のリーダーシップ
1.3 「愛を持って見守る」とは
1.4 人材開発・組織開発とファシリテーション
第2章 看護現場とファシリテーション
2.1 看護管理者とファシリテーション
2.2 看護部門の組織開発とファシリテーション
2.3 看護部門の人材育成とファシリテーション
2.4 看護部門におけるファシリテーターの育成
第3章 ファシリテーションのスキル
3.1 ファシリテーションのスキル 3つの基本
3.2 創造的な話し合いの流れを理解しよう
3.3 流れの中で使うスキル
3.4 ファシリテーターの態度
column ファシリテーションやワークショップに使えるお役立ちグッズ紹介
第4章 企画とプログラムデザイン
4.1 プログラムデザインで変わるファシリテーション
4.2 企画の明確化
4.3 目的・目標を意識した基本要件の確認
4.4 「参加型の場」その意義とプログラムの型
4.5 プログラムデザインマンダラの使い方
4.6 起・承・転・結のねらいを定める
4.7 流れを意識してプログラムを組み立てる
4.8 時間を調整しながら,プログラムの精度を高める
4.9 アクティビティの選択と開発
4.10 進行表を作って,プログラムをさらに明確にしよう
第5章 プログラムデザインとファシリテーションの展開例
5.1 第5章の読み方
5.2 展開例1 「定例会議」 メンバー全員が意見を言い合える会議
5.3 展開例2 「病棟マネジメントチームミーティング」
看護師長と主任の関係性を深め,創造的な病棟運営を促進する場づくり
5.4 展開例3 「参加型研修」
クリニカルラダーレベルII「倫理研修」
column 「参加型研修プログラム」の基本的な流れ
第6章 ファシリテーションのこころ
6.1 想定の保留とマインドフルネス
6.2 ありのままを認め合う
6.3 つながりを取り戻す
6.4 学び合う場のつくり方:本当の学びへのファシリテーション
6.5 やすらぎとひらめきの場づくり
おわりに
索引
著者紹介