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気管支鏡テキスト 第3版

気管支鏡テキスト 第3版
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筆頭著者 日本呼吸器内視鏡学会 (編)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-63653-7

電子版発売日 2019年4月22日

ページ数 392

判型 A4

印刷版ISBN 978-4-260-03653-5

印刷版発行年月 2019年3月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260636537

書籍・雑誌概要

気管支鏡の初心者から専門医まで、誰もが持っておくべき定本として呼吸器内視鏡学会が総力をあげて全面改訂したテキスト、待望の第3版。11年ぶりの改訂とあって、新たな知見を盛り込み、エビデンスを重視した最新情報を収載しつつも、適宜ベテランならではの診療実績や経験に基づいた記載もあり、まさに呼吸器内視鏡医の座右の書として日々の診療に必ずや役立てて頂けるものになった。気管支鏡専門医試験にも準拠。

目次

第I章 気管支鏡と取り扱い
 1 軟性気管支鏡の構造と機能
  A 医療機器を使用する際の基本的な事項
  B 気管支鏡検査のための器具
 2 硬性気管支鏡に関する知識と取り扱い
 3 感染対策,洗浄・消毒法

第II章 準備と基本手技
 1 気管支鏡検査の適応,説明と同意
 2 気管支鏡施行前に行うべき問診,検査
 3 併存疾患に対する注意点
 4 抗血栓療法の管理
 5 患者の確認・前処置(絶食,アトロピン,その他)
 6 局所麻酔法
 7 鎮静法
 8 挿入・操作法
 9 観察と記録・モニタリング
 10 検査終了後の処置
 11 全身麻酔下気管支鏡
 12 小児の気管支鏡
 13 硬性気管支鏡(基本手技)
  A 機器
  B 硬性気管支鏡の基本手技
  C 合併症

第III章 気道の解剖と正常気管支鏡所見
 1 気道の解剖と正常気管支鏡所見
 2 気管支鏡検査に必要なCT解剖と基礎知識

第IV章 診断方法
 1 新気管支鏡所見分類の意義
 2 気管支鏡における病的所見,所見のとらえ方
  A 観察項目および所見用語
  B 肺癌の進展様式と気管支鏡所見
  C 用語の使い方の実例
 3 外科的治療と気管支鏡所見
 4 気管支腔内超音波断層法(endobronchial ultrasonography:EBUS)
  A ラジアル型EBUS
  B コンベックス走査式超音波気管支鏡(Convex型EBUS)
 5 自家蛍光気管支鏡(autofluorescence bronchoscopy:AFB)
 6 狭帯域光観察(narrow band imaging:NBI)
 7 極細径気管支鏡(ultrathin bronchoscopy)
 8 仮想気管支鏡ナビゲーション(virtual bronchoscopic navigation:VBN)・
     電磁ナビゲーション(electromagnetic navigation:EMN)
 9 共焦点レーザー内視鏡(confocal laser endomicroscopy:CLE)
 10 光干渉断層診断(optical coherent tomography:OCT)
 11 検体採取法と処理法
  A 直視下検体採取法と末梢検体採取法(鉗子生検,擦過,キュレット,針吸引,
     気管支洗浄,気管支肺胞洗浄を含む)
  B クライオ生検
  C 検体処理法

第V章 各種疾患の気管支鏡所見と診断
 1 喉頭・声帯の疾患(laryngeal diseases)
  A 喉頭・声帯の腫瘍(laryngeal tumors)
  B その他
 2 気管の腫瘍(tracheal tumors)
 3 気管支・肺の良性腫瘍
 4 気管支・肺の悪性腫瘍
  A 肺癌(lung cancer)
  B その他の悪性腫瘍
 5 結核と非結核性抗酸菌症(tuberculosis, non-tuberculous mycobacteriosis)
  A 喉頭結核(laryngeal tuberculosis)
  B 気管・気管支結核(tracheo-bronchial tuberculosis)
  C 非結核性抗酸菌症(non-tuberculous mycobacteriosis)
 6 細菌性肺炎(bacterial pneumonia)
 7 肺真菌症(pulmonary mycoses)
 8 気管支喘息(bronchial asthma)
 9 好酸球性肺炎(eosinophilic pneumonia)
 10 過敏性肺炎(hypersensitive pneumonitis)
 11 間質性肺炎(interstitial pneumonias)
 12 薬剤性肺障害(drug-induced lung injury)
 13 膠原病(connective tissue diseases)
 14 血管炎(vasculitis)
 15 サルコイドーシス(sarcoidosis)
 16 Langerhans細胞組織球症(Langerhans cell histiocytosis)
 17 アミロイドーシス(amyloidosis)
 18 じん肺症(pneumoconiosis)
 19 肺胞蛋白症(pulmonary alveolar proteinosis)
 20 リンパ脈管筋腫症(lymphangioleiomyomatosis)
 21 気管支結石症(broncholithiasis)
 22 原発性線毛機能不全症候群(primary ciliary dyskinesia)
 23 気管・気管支骨軟骨形成症(tracheobronchopathia osteochondroplastica)
 24 気管・気管支軟化症(tracheobronchomalacia)
 25 気管支動脈瘤,蔓状血管腫(bronchial artery aneurysm,
     racemous hemangioma)
 26 気道熱傷(inhalation injury)
 27 気道外傷(airway injury)

第VI章 治療手技
 1 気管支鏡治療の総説
 2 喀血・気道分泌物の処置
 3 薬物注入(エタノール)
 4 高周波治療(electrocautery),アルゴンプラズマ凝固法(argon plasma
     coagulation:APC)
 5 マイクロ波凝固療法(microwave coagulation therapy:MCT)
 6 冷凍凝固(クライオ)療法(cryo-therapy)
 7 レーザー治療(laser therapy)
  A 高出力レーザー焼灼・昇華法
  B 光線力学的治療法(photodynamic therapy:PDT)
 8 放射線治療(radiation therapy)
  A 密封小線源治療
  B 気管支内視鏡的放射線治療用マーカー留置術
 9 気道ステント留置術(airway stenting)
 10 肺瘻・気管支瘻の閉鎖術
  A 難治性肺瘻の治療
  B 術後気管支断端瘻の治療
 11 異物除去術(foreign body removal)
 12 気管支サーモプラスティ(bronchial thermoplasty:BT)
 13 慢性閉塞性肺疾患に対する内視鏡治療

第VII章 安全対策,倫理,専門医制度
 1 気管支鏡の安全対策
  A 医療事故の予防と安全対策
  B 合併症とその予防・対策
  C 全国合併症調査,手引書の紹介
 2 気管支鏡と倫理
 3 気管支鏡専門医制度とプロフェッショナリズム

索引