気管支鏡診断アトラス
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気管支鏡診断アトラス

筆頭著者 峯下 昌道 (監) 聖マリ医大教授・呼吸器感染症内科 その他の著者 栗本 典昭/森田 克彦 医学書院 電子版ISBN 978-4-260-63624-7 電子版発売日 2018年12月24日 ページ数 426 判型 A4 印刷版ISBN 978-4-260-03624-5 印刷版発行年月 2018年11月

書籍・雑誌概要

CT画像から気管支分岐を正確にイメージし、肺末梢の病変まで捉える気管支鏡“枝読み”術。その手法を駆使し診断に至った症例を多数提示する。10 steps methodを用いた気管支鏡所見の見かた、生検・擦過のコツ、病変の分類・評価のポイント等、著者が長年の経験により培ったノウハウも併せて解説。中枢病変・末梢病変の診断過程をトレースできる実践的なアトラス。

目次

I編 気管支鏡検査の基本
 1 気管支鏡検査の心構え 7か条
  【第一条】脇を締める
  【第二条】第4・5指の関節で気管支鏡を持つ
  【第三条】気管支鏡を直線状に立て,たわませない
  【第四条】足の位置に注意を払う
  【第五条】気管支鏡の回転操作には,術者の体の回旋,手首,肘を,この順で使う
  【第六条】助手は,次に行う操作を先取りする
  【第七条】助手は,言葉で術者を助ける
 2 押さえておきたい解剖学的事項
  1 鼻腔から喉頭
  2 気管・気管支
 3 気管支鏡所見のとり方―撮影のポイント
  1 撮影したい対象病変がある場合
  2 撮影したい対象病変がない場合
  3 機器の設定(オリンパスの機器での個人的推奨)
  4 1枚の写真のどこが大切か,視線をどのように動かすか

II編 中枢病変の気管支鏡診断
 1 気管支鏡所見の読影ステップ―10 steps method
  1 病変の場所
  2 背景上皮
  3 病変の大きさ
  4 病変の形態
  5 病変の境界
  6 病変の色調
  7 病変の表面
  8 既存構造の変化
  9 血管の変化―1本の血管形態の変化
  10 血管の変化―複数本の血管形態の変化
 ■付記:特殊な血管所見
 2 バルーンを用いたEBUSによる深達度診断
  1 ラジアルプローブをバルーンシースに装着
  2 バルーンシース内に生理食塩液を充填
  3 バルーン内での探触子の位置の調整
  4 超音波観測装置の確認事項
  5 EBUS画像の正しい角度への回転
  6 超音波を気管支壁に直角に入れる
  7 20MHz細径超音波プローブによる気管支壁層構造解析
 3 中枢病変アトラス―10 steps methodによる診断
  症例1 右B9+B10の病変
  症例2 左上葉支から上区支に拡がる病変
  症例3 左B3aの病変
  症例4 左B8aの病変
  症例5 気管の病変
  症例6 左下葉切除後,気管支断端部に生じた病変
  症例7 左B3ciの病変
  症例8 左主気管支の病変
  症例9 右上葉気管支の病変
  症例10 左主気管支の病変
  症例11 気管の病変
  症例12 左舌区支の病変
  症例13 右底区支の病変
  症例14 気管,右上葉気管支の病変
  症例15 右B3の病変
  症例16 左主気管支に多発する病変
  症例17 右中間幹から右中葉支の病変
  症例18 気管の病変
  症例19 右B10の病変
  症例20 右B4の病変
  症例21 左B1+2aの病変
  症例22 B1+2aの病変

III編 末梢病変の気管支鏡診断
 1 肺末梢病変診断の基礎
  1 肺末梢病変に対するEBUS using a guide sheath(EBUS-GS)
  2 末梢気管支に気管支鏡を誘導する方法
  3 EBUS画像を基にしたプローブ/GSの誘導方法
  4 GSによる減衰を用いたGS先端の位置の同定
  5 EBUS画像の評価方法
 2 枝読み術のコツ
  ◆CT画像からの気管支枝読み術
  ◆水平枝の枝読み術における基本的考え方
 3 末梢病変アトラス―EBUSを用いた診断
  ◆枝読み図の中の視点,視線について
  A EBUS-GSの典型的症例
   症例1 右B7aiiαxyxの枝読みが有効であった結節影
   症例2 垂直支の典型的枝読み術を行った右B10c胸膜直下の
         小結節[垂直支 復習症例]
   症例3 心臓に接した病変に対し,心電図同期にて撮影したCTで
         左B8aiiαyy(VII次気管支)が誘導気管支であると
         枝読みできた1例(左上葉肺癌にて左上葉切除後)
   症例4 右上葉水平枝(B3b)の典型的枝読み術を行った
         結節性病変[右上葉水平枝 復習症例]
   症例5 右B3biiαyyxyy(X次気管支)が病巣に入る,
         S3bの胸膜直下結節性病変
   症例6 右B2biβxの枝読み術が有用であった症例
  ◆矢状断MPRにおける気管支の確認
   症例7 右B2aiiαxxxyが入る胸膜直下の空洞性病変
   症例8 右S4aの胸膜近傍の小結節に対し,枝読みが
         有効でありwithinに誘導できた扁平上皮癌の1例
   症例9 右B4aの枝読みで,冠状断MPRが補助的に有用であった1例
   症例10 X次肺動脈A8aiiαxyxxxまでの枝読みが可能であった
         右S8aの結節性病変
  B 特徴的・典型的EBUS像
   症例1 左B10aiiαの閉塞性病変を生理食塩液注入下に観察でき,
         典型的なType IIIaであった1例
   症例2 右B4bの枝読みが有用で,典型的なType Iaに分類できた
         非結核性抗酸菌症の1例
   症例3 左舌区の典型的枝読み術を行ったType IIIa症例[左舌区 復習症例]
   症例4 右B3aのpart-solid lesion内の気管支分岐まで枝読みし,
         病変内まで気管支鏡を誘導できた症例
   症例5 右上葉水平枝(B3a)の典型的枝読み術を行った
         ground glass nodule(Type IIa)症例[右上葉水平枝(B3a) 復習症例]
   症例6 BF-P290が左B8aiiβまで到達,EBUS画像が
         高エコーであり粘液が豊富な病変を疑った症例
   症例7 S6を中心とする左下葉の広範囲に浸潤し,高輝度内部エコーを呈した
         invasive mucinous adenocarcinomaの1例
  C 超音波下誘導に成功した症例
   症例1 右B6bの典型的枝読みで,水平-水平分岐の考え方が理解でき,
         超音波下誘導でadjacent toからwithinにできた1例[B6b水平枝 復習症例]
   症例2 右上葉水平枝(B2a),特に右B2aiα/β(V次気管支)分岐部の
         枝読みが教訓的であり,超音波下誘導を用いてadjacent toから
         withinにできた1例[右上葉水平枝(B2a) 復習症例]
   症例3 BF-P260F先端を右B6ciαに楔入し,down angleレバーを
         用いた超音波下誘導にて,adjacent toからwithinにできた1例
   ◆超音波下で気管支鏡up/down angleを用いプローブを移動させると,
    プローブが病変の接線方向に移動する場合の対処法について
  D pinpoint biopsy
   症例1 左B6aの典型的枝読み術を施行し,pinpoint biopsyを施行した
         結節性病変[B6a 復習症例]
   症例2 びまん性肺疾患に対するTBLBで,肺動脈を避けて
         生検(pinpoint biopsy)を行った1例
   症例3 病変内でプローブに隣接する肺動脈を避けて生検(pinpoint biopsy)した
         リンパ増殖性病変の1例
   症例4 気管支鏡にup angleをかけ回転して,肺動脈を避けてpinpoint biopsyした
         胸膜直下病変
  E 誘導子による誘導が成功した症例
   症例1 右B6biβyxxが関与気管支であり,誘導子にてwithinに誘導可能であった1例
   ◆本例での,EBUS-GSの手技の流れ
   症例2 狭窄した右B1bを通過したBF-XP290が右B1biαまで到達後,
         右B1bを通過できなかったBF-P290下で誘導子を用いてGSを
         右B1biαxに誘導しwithinにできた症例
  F 側枝症例
   症例1 右B4aiからの分岐が観察された側枝(右B4ai*)において,
         EBUS-GS法により診断しえた肺腺癌の1例
   症例2 右B4bii*(側枝)において,EBUS-GSで診断しえた肺腺癌症例
  G 極細径気管支鏡による末梢気管支鏡所見
   症例1 病巣入口部の右B9aiiβが閉塞していた1例
   ◆極細径気管支鏡(BF-XP260F)による気管支鏡所見
   症例2 BF-P290が右B1aiiの病変に到達し,NBIで病変表面を観察した症例
   症例3 BF-XP290で右B4biαx/yの気管支内腔所見を観察できた症例
   症例4 BF-XP290で右B5aiiβxyyの気管支内腔所見を観察できた症例
  H スコープ180°回転(逆手)が有効であった症例
   ◆病変が左S1+2c,左S3a,左S3bの尾側領域にある場合にスコープを180°回転し
    アプローチすることの有用性
   症例1 左S1+2cの尾側病変に対し,BF-P260Fを180°回転しEBUS-GSで診断した病変

V編 症例を突き詰める―診断のプロセスを学ぶ6症例
 Case1 極細径気管支鏡でVII次気管支内を観察しえた胸膜直下NTM
 Case2 標本気管支鏡でVI次気管支に生検跡が判明した右上葉腺癌
 Case3 右上切後(SqCC)フォロー中に・次気管支で病変が半周性に
       確認できた小細胞肺癌
 Case4 左上葉肺癌切除後フォロー中に増大した右中葉肺癌
 Case5 V次気管支まで確認できた右下葉“pure GGN”
 Case6 VI次気管支から中枢へポリープ状の発育をした扁平上皮癌

付録
 1 EBUS-TBNA押さえておきたい手技のポイント
 2 気管支鏡手技(通常観察・EBUS-GS)の標準化に向けて

■索引

COLUMN
 ●気管支鏡検査の質を上げる
 ●求めるもの
 ●切除標本に対する生理食塩液浸水法による気管支鏡観察

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