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看護学教育における授業展開
質の高い講義・演習・実習の実現に向けて
筆頭著者 舟島 なをみ (監)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-61688-1
電子版発売日 2016年6月20日
ページ数 240
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-01688-9
印刷版発行年月 2013年1月
書籍・雑誌概要
看護教育において必要な講義・演習・実習の設計と展開をめざし、教育学の知識と最新の看護教育学研究の成果を整理・統合して概説。すべての看護専門分野に共通する授業展開や評価に関する知識が整理された実践的な構成になっている。「学生にわかりやすい授業を提供したい」という看護教員の願いに応える待望の1冊。
目次
第1章 授業とは何か
I 授業の定義
II 授業内容の区分を表す用語「授業科目」
III 授業成立の要件
1 授業成立に向けた「教授者」の要件
2 授業成立に向けた「学習者」の要件
3 授業成立に向けた「教育内容」の要件
IV 看護学教育における授業の形態とその特徴
1 講義
2 演習
3 実習
用語「修得」について」
第2章 授業展開のための基礎知識
I 授業展開を支える理論
1 学習心理学の特徴
2 教育心理学の特徴
3 学習理論
4 学習意欲
5 成人学習理論
6 学習のレディネス
II 授業展開に必要な基礎知識
1 授業設計と授業の組織化
2 教育目的・目標の設定
3 授業計画案作成に必要な知識
4 授業における教授活動と学習活動の評価に必要な知識
第3章 看護学の授業に臨む学生と教員の理解-看護基礎教育に着眼して
I 学生の理解
1 成人学習者としての特徴
2 看護学の初学者としての特徴
3 編入学生の特徴
4 男子看護学生の特徴
II 教員の理解
1 授業展開に際し看護学教員が直面する問題
2 看護系大学・短期大学に所属する新人教員の特徴
3 看護専門学校に所属する教員の特徴
4 看護学教員と倫理的行動
第4章 看護学の講義と教授活動・学習活動
I 看護学の講義の特徴
1 講義の利点と欠点
2 講義における教授活動上の留意点
3 看護学の講義の特徴
II 看護学の講義における教授活動
1 講義の目標達成に向けて授業計画の全容を学生に提示する
2 形成的評価を適宜行い授業計画を修正する
3 学生の目標達成度向上に向けて教授技術や教具を工夫する
4 学生の発言を促すとともに学生の反応や発言内容に適切に対応する
5 講義中の問題発生を未然に防ぐとともに発生した問題に適切に対処する
6 学生の課外学習に関心を持ち学習課題や学習資源の提示,学習方法の推奨を行う
7 講義を通した学生のプライバシーの披瀝を回避する
8 「学生は学習の主体者であり,教員の補助者ではない」ことを念頭に行動する
III 講義,その授業設計と展開
IV 講義における教授活動・学習活動とその評価
1 教授活動の評価
2 学習活動とその成果の評価
第5章 看護学演習と教授活動・学習活動
I 看護技術演習
1 看護技術演習,その利点と欠点
2 看護技術演習における教授活動
3 看護技術演習における学習活動
4 看護技術演習,その授業設計と展開
5 看護技術演習における教授活動・学習活動とその評価
II 看護学のグループワーク
1 グループワークの特徴
2 グループワークを支援する教授活動
3 グループワーク,その授業設計と展開
4 グループワークの教授活動・学習活動とその評価
第6章 看護学実習と教授活動・学習活動
I 看護学実習の特徴
看護学実習の定義
看護学実習の特質
II 看護学実習に取り組む学生の理解
看護学実習中の学習活動
看護学実習中の学生の「行動」と「経験」の関連
III 看護学実習の教授活動
看護実践場面の教授活動
看護学実習カンファレンスの教授活動
IV 看護現象の教材化
学習活動査定による必須指導内容の選別と焦点化
必須指導内容教授のための現象の確定と再現
現象への教授資源投入によるモデル現象の作成
現象からの重要要素抜粋と連結による必須指導内容への誘導
V 看護学実習,その授業設計と展開
VI 看護学実習の評価
教授活動の評価
学習活動の評価
学習成果の評価
索引