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特集 先生は大変だ―「先生たち」のメンタルヘルスを通して見えるもの
教師のメンタルヘルス
真金 薫子
1
1(公社)東京都教職員互助会 三楽病院
pp.815-819
発行日 2024年12月5日
Published Date 2024/12/5
DOI https://doi.org/10.69291/pt50060815
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はじめに
文部科学省が毎年発表する,全国公立学校教師の精神疾患による病気休職者数は,2022年度には過去最高の6,539人に上った。なお,1カ月以上休んだ教師の在職者比は1.33%だが,総務省によれば地方公務員の同比率は1.4%(地方公務員安全衛生推進協会によれば2.1%)であり,一般公務員に比べて教師が特に厳しい状況にあるとは言えない。とはいえ教師の場合,休業は学校現場の混乱に直結し,児童生徒の教育活動や健全育成に大きな影響を及ぼす点で,問題は一個人の健康や職場内だけに留まらない。さらに休業に至らずとも,メンタルヘルス不調を抱えながら,治療やカウンセリングを受け,あるいは何も対処せず我慢を重ねて働いている教師もいる。いずれにしろ教師がメンタルヘルス不調の状態にあると,児童生徒との良質な人間関係の構築や,授業を始めとする教育活動に少なからぬ影響を及ぼし,さらには周囲の同僚・管理職や保護者との関係にも波及することから,次世代を育む教育環境を健全に保つ上でも看過できない問題である。この稿では,三楽病院精神神経科の主な受診者である公立学校を中心とした教師についての調査結果を端緒に,教師のメンタルヘルスをめぐる問題について考えたい。

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