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特集 勉強の心理学
心理職からみた勉強論――勉強病からの回復
上田 勝久
1
1兵庫教育大学
pp.336-341
発行日 2026年5月10日
Published Date 2026/5/10
DOI https://doi.org/10.69291/cp26030336
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I 「勉強」という名の病
スクールカウンセラーや小児科心理職として働いていると,必ず「勉強」に関する相談がもちこまれる。「子どもが学校の授業についていけない」「宿題しようとしない」「漢字が書けない」「計算ができない」。その内容はさまざまだ。
無論,心理職は「勉強」の専門家ではない。どちらかというと,うつとか,強迫神経症とか,対人関係をめぐる問題の専門家だ。でも,「勉強」の問題はまるでひとつの「病」でもあるかのように私たちの眼前に突き出される。多くの人が「勉強」に病んでいる。ゆえに強迫神経症のメカニズムを学んできたように,私たちは「勉強」をめぐる病についても学ぶ必要がありそうだ。

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