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特集 CURRENT TOPICS 1 H. pylori除菌後の諸問題
1 逆流性食道炎の頻度は増加しているのか?─世界の流れ─
木下 芳一
1
1島根大学医学部内科学第二教授
pp.18-21
発行日 2016年1月15日
Published Date 2016/1/15
DOI https://doi.org/10.34449/J0039.11.02_0018-0021
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逆流性食道炎を含むGERDはHelicobacter pylori(H. pylori)感染者の減少に伴う相対的な胃酸分泌増加,肥満者の増加,ストレスなどによる食道酸感受性の亢進などが原因となって増加してきた。欧米では増加は1970年代には明確となり2000年ごろまでは増加が続いていた。2000年ごろにはアメリカでのGERDの有病率は20%程度,ヨーロッパでは10%程度,中国を中心としたアジアでは5%程度であると報告されている。2000年以降の有病率の変化に関しては報告が多くはないが,アメリカ,イギリスでの有病率の増加にストップがかかっている可能性が報告されている。さらに中国,韓国を中心としたアジアでも2005年以降GERD有病率は横ばいの状態となったとする報告がある。今後の詳細な調査研究が必要であると考えられる。

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