Japanese
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特集 免疫疾患とウイルス感染 virome時代の再評価
内在性ヒトヘルペスウイルスと疾患
Disease association with endogenous human herpesvirus
小嶋 将平
1
Shohei KOJIMA
1
1慶應義塾大学ヒト生物学-微生物叢-量子計算研究センター(WPI-Bio2Q)
キーワード:
内在性ウイルス
,
ヒトヘルペスウイルス(HHV)
,
自己免疫疾患
Keyword:
内在性ウイルス
,
ヒトヘルペスウイルス(HHV)
,
自己免疫疾患
pp.1138-1141
発行日 2026年9月26日
Published Date 2026/9/26
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298131138
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およそ1%のヒトは自身のゲノムにヘルペスウイルス(HHV)の配列を有する.これはヒトゲノムの一部として親から子へと遺伝するウイルス由来配列であり,われわれが普段経験する外因性のウイルス感染とは明確に異なることから “内在性HHV(eHHV)” とよばれる.近年の大規模ヒトゲノムコホートの発展に伴い,eHHV保有者の検出と,疾患関連解析が行われている.これまで全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患,狭心症,妊娠高血圧腎症,自然流産などとの統計的関連が報告されており,多岐にわたる疾患リスクが注目を集めている.ウイルス由来配列という特徴から免疫学的な解析も行われており,eHHV保有者では抗ウイルス応答が起きていることがわかってきた.しかし,疾患リスクの分子機序はいまだ不明な点が多い.本稿ではeHHVの基本性状とこれまでに報告されている疾患との関連を概説する.

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