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ヒトヘルペスウイルス8型(HHV-8)と悪性リンパ腫
小島 勝
1
1獨協医科大学形態病理
pp.704-706
発行日 2013年8月1日
Published Date 2013/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104011
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はじめに
ヒトヘルペスウイルス8型(human herpesvirus 8, HHV-8)は地域によって感染率が異なり,アフリカ(30~50%),地中海地域(10%)程度に比べ,わが国では健常者の1%程度と低い1).さらに,後天性免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus, HIV)感染症の頻度が低いこともあり,HHV-8関連悪性リンパ腫の頻度はごく低いと考えられる.
本稿では,HHV-8関連Castleman病に発生する大細胞型B細胞リンパ腫〔large B-cell lymphoma arising in HHV-8-associated MCD(multicentric Castleman disease)〕2,3)と原発性滲出液リンパ腫(primary effusion lymphoma, PEL)について述べる2,4,5).
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