Japanese
English
第5土曜特集 臓器連関が解き明かす疾患の深層
臓器連関と代謝疾患
臓器間神経ネットワークによる膵β細胞の機能と量の制御
Regulation of pancreatic β-cell function and volume via the inter-organ neuronal network
川名 洋平
1,2
,
今井 淳太
2
,
片桐 秀樹
1,2,3
Yohei KAWANA
1,2
,
Junta IMAI
2
,
Hideki KATAGIRI
1,2,3
1東北大学SiRIUS医学イノベーション研究所
2同大学院医学系研究科糖尿病代謝・内分泌内科学分野
3同ヘルススパン研究センター
キーワード:
臓器間神経ネットワーク
,
糖代謝
,
恒常性
,
迷走神経
,
膵β細胞
Keyword:
臓器間神経ネットワーク
,
糖代謝
,
恒常性
,
迷走神経
,
膵β細胞
pp.624-628
発行日 2026年8月29日
Published Date 2026/8/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298090624
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,595円 (1,450円+税10%) こちらは、624ページから628ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
膵β細胞(インスリン分泌細胞)は膵臓内で膵島に局在し,その機能や量の低下は血糖上昇および糖尿病発症を引き起こす.また,脳から膵島へと豊富に投射する迷走神経は膵β細胞の機能と量の調節に関わると考えられてきた.一方で,肥満の進行に伴ってインスリン抵抗性が増大すると代償性に膵β細胞増殖が生じて高血糖が予防される.筆者らはそのメカニズムを探究することにより,肥満の際に “肝臓→求心性内臓神経→脳→遠心性迷走神経→膵島” という肝臓-膵β細胞間神経ネットワークを介して膵β細胞増殖が誘導されることを発見した.また,本ネットワークの下流で迷走神経因子が膵β細胞増殖を誘導する分子機構と,上流で肥満が肝臓のシグナルを活性化する機構を解明した.さらに,膵臓選択的な光遺伝学的迷走神経刺激の手法を開発することにより,迷走神経の活性化のみで膵β細胞の機能と量を亢進できることを示した.肝臓-膵β細胞間神経ネットワークの応用は新しい糖尿病治療の開発につながると考えられる.

Copyright © 2026 Ishiyaku Publishers,Inc. All Rights Reserved.

