Japanese
English
特集 ファージ療法とファージ創薬の新展開 基礎・臨床・工学・政策を結ぶ総合レビュー
ファージカプシドDDSの新展開
-――抗菌・抗がん・遺伝子治療,ワクチン開発への拡張
New developments in phage capsid-based drug delivery systems
――Expansion toward antibacterial, anticancer, gene therapy, and vaccine applications
崔 龍洙
1
,
ブィーラナラヤナン スリワニ
1
,
菅野 貴史
1
Longzhu CUI
1
,
Srivani VEERANARAYANAN
1
,
Takashi SUGANO
1
1自治医科大学医学部感染・免疫学講座細菌学部門
キーワード:
ドラッグデリバリーシステム(DDS)
,
ファージカプシドDDS
,
標的化
,
モジュール型設計
,
ファージ創薬モダリティ
Keyword:
ドラッグデリバリーシステム(DDS)
,
ファージカプシドDDS
,
標的化
,
モジュール型設計
,
ファージ創薬モダリティ
pp.1111-1115
発行日 2026年6月20日
Published Date 2026/6/20
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297121111
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,243円 (1,130円+税10%) こちらは、1111ページから1115ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
近年,バクテリオファージ由来カプシドをナノキャリアとして利用するファージカプシドDDS(ドラッグデリバリーシステム)は,従来のファージ療法とは異なる非複製性設計を基盤とした新たな創薬モダリティとして位置づけられつつある.本稿では,ファージカプシドDDSの構造的・機能的特性を整理するとともに,生物学的封じ込めを前提とした非複製性ファージ粒子DDSプラットフォームの設計原理と応用可能性を概説する.さらに抗菌治療に加え,抗がん治療,遺伝子治療,ワクチン開発への展開を通じて,ファージカプシドDDSが治療分子送達,免疫応答および遺伝子機能制御を担いうる創薬基盤であることを示す.加えて,安全性,品質管理,規制対応といった臨床実装に直結する観点から,その意義と課題を整理し,将来的な医薬品開発や産学連携への展開可能性についても論じる.本稿で示した知見は,ファージカプシドDDSが特定疾患に限定されない汎用的なDDSプラットフォームとして,次世代医療を支える基盤となりうることを示唆している.

Copyright © 2026 Ishiyaku Publishers,Inc. All Rights Reserved.

