Japanese
English
第1土曜特集 免疫セネセンスと自己免疫疾患
はじめに
Introduction
藤尾 圭志
1
Keishi FUJIO
1
1東京大学大学院医学系研究科内科学専攻アレルギー・リウマチ学
pp.899-899
発行日 2026年6月6日
Published Date 2026/6/6
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297100899
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- Abstract 文献概要
現代社会は未曽有の高齢化を迎えており,われわれの免疫システムも加齢とともに変化しています.臨床現場においても,高齢患者ほど感染症に罹患しやすく,ワクチンの効果が十分に得られないと感じる場面は少なくないでしょう.その背景には,免疫機能そのものが年齢とともに変容・低下していく “免疫老化(免疫セネセンス)” の影響があります.免疫老化により感染防御能は低下する一方で,慢性的な炎症が持続し,自己免疫反応が亢進しやすくなります.さらに,この現象はワクチン応答の減弱や感染症・悪性腫瘍のリスク増加のみならず,関節リウマチをはじめとする自己免疫疾患の発症とも密接に関わると考えられています.しかし,その詳細な分子機構はいまだ十分に解明されておらず,まさに現在進行形の研究課題です.
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