Japanese
English
特集 デザイナー細胞の実用化と未来
ユニバーサルiPS細胞をデザインする
Design the universal iPS cells
王 博
1
,
金子 新
1
Bo WANG
1
,
Shin KANEKO
1
1京都大学iPS細胞研究所増殖分化機構部門金子研究室
キーワード:
iPS細胞
,
同種移植
,
拒絶反応
,
ゲノム編集
Keyword:
iPS細胞
,
同種移植
,
拒絶反応
,
ゲノム編集
pp.309-313
発行日 2026年4月25日
Published Date 2026/4/25
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297040309
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- 参考文献 Reference
iPS細胞(人工多能性幹細胞)を用いた再生医療において,自家移植は免疫拒絶のリスクが低い反面,莫大な製造コストと時間を要することが臨床普及の大きな障壁となっている.この課題を解決するため,あらかじめ製造・品質管理された同種ドナー由来のiPS細胞を用いる即納型製剤の開発が急務である.しかし,HLA(ヒト白血球抗原)の不適合を伴う同種移植は,宿主免疫系による拒絶反応(HvG)が生じることが,開発における課題としてあげられる.そこで,当該拒絶反応を克服するため,ゲノム編集技術を用いて同種移植を可能とする “ユニバーサルiPS細胞” の開発が,世界中で精力的に進められている.本稿では,主にT細胞を中心としたナチュラルキラー(NK)細胞,マクロファージ,および抗体介在性の拒絶反応を多層的に回避するステルス化戦略について概説する.

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