Japanese
English
特集 時間生物学の新展開
ショウジョウバエの睡眠時間制御機構
Homeostatic regulation of Drosophila sleep
坂 豪祐
1
,
冨田 淳
1
,
粂 和彦
1
Ban Gosuke
1
,
Tomita Jun
1
,
Kume Kazuhiko
1
1名古屋市立大学大学院薬学研究科神経薬理学分野
キーワード:
睡眠
,
恒常性
,
遺伝学
,
ショウジョウバエ
,
ドパミン
Keyword:
睡眠
,
恒常性
,
遺伝学
,
ショウジョウバエ
,
ドパミン
pp.536-540
発行日 2016年12月15日
Published Date 2016/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200547
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
睡眠は,多くの動物に認められる量的恒常性を特徴とする生命現象である。睡眠不足で蓄積し,睡眠を促す“睡眠物質”が恒常性を担うと想定されたが,生理的な睡眠の恒常性を担う物質が発見されず,神経回路レベルでの制御が提唱されている。その研究には哺乳類が用いられてきたが,近年,広い範囲のモデル動物が使われている。本稿では,ショウジョウバエの睡眠の恒常性維持にかかわる神経回路を筆者らの研究も含めて紹介する。
Copyright © 2016, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.