Japanese
English
特集 健康日本21(第三次)の健康づくり戦略――医療者へのメッセージ
循環器病
Cardiovascular disease
岡村 智教
1
Tomonori OKAMURA
1
1慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学
キーワード:
循環病
,
高血圧
,
ポピュレーションアプローチ
,
LDLコレステロール(LDL-C)
,
ハイリスクアプローチ
Keyword:
循環病
,
高血圧
,
ポピュレーションアプローチ
,
LDLコレステロール(LDL-C)
,
ハイリスクアプローチ
pp.608-611
発行日 2025年2月22日
Published Date 2025/2/22
DOI https://doi.org/10.32118/ayu292080608
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- 参考文献 Reference
循環器病は日本人の主要な死亡,要介護要因である.健康日本21(第三次)では,高血圧,脂質異常症,糖尿病,喫煙を主要な危険因子とし,これらの改善を通じて循環器病の予防を行う計画となっている.また,高血圧についてはポピュレーションアプローチが採用されており,食塩摂取量の減少,野菜・果物摂取量(カリウム摂取量)の増加,肥満者の減少,身体活動・運動習慣(歩数など)の増加,ハイリスク飲酒者の減少を通じて,国民の収縮期血圧の平均値を5mmHg下げるという目標値が示されている.一方,他の分野は基本的にハイリスクアプローチであり,たとえば脂質異常症では,高LDLコレステロール血症者(160mg/dL)の割合を25%減少させることとされており,健診やその後の受診勧奨などが重要である.なお,この分野の最終目標は循環器病の年齢調整死亡率の低下であるが,「循環器病対策基本法」との整合性を図るため,現時点では数値目標は設定されていない.

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