Japanese
English
特集 小児外科疾患の発生を考える
膵管癒合不全
神澤 輝実
1
,
千葉 和朗
1
,
仲程 純
1
,
田畑 宏樹
1
,
星 健介
1
Terumi Kamisawa
1
,
Kazuro Chiba
1
,
Jun Nakahodo
1
,
Hiroki Tabata
1
,
Kensuke Hoshi
1
1がん・感染症センター都立駒込病院消化器内科
pp.858-863
発行日 2025年8月25日
Published Date 2025/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001286
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はじめに
膵臓は,発生学的に腹側膵原基と背側膵原基が癒合してつくられる。膵管癒合不全は,発生過程における腹側膵原基と背側膵原基の主導管の癒合異常である。それぞれの主導管に癒合が全くなく各々が独立して十二指腸に開口する膵管非癒合と,両導管が通常と異なる形態で癒合する膵管不完全癒合とに分れる1)。Pancreas divisumは一般に膵管非癒合を意味することが多く,膵管不完全癒合は欧米ではincomplete pancreas divisum2)などと称される。膵管癒合不全は,欧米ではMRCPで10.8%3)に認められるが,わが国では少なくその理由は不明である。

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