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特集 子どもの栄養ケアを見直す─分野の垣根を越えて
各論 疾患別の対応
完全除去を回避した食物アレルギー小児管理―食物経口負荷試験と早期導入製品を活用した微量定期摂取による経口免疫誘導
山本 貴和子
1
,
濱口 冴香
1
Kiwako Yamamoto-Hanada
1
,
Sayaka Hamaguchi
1
1国立成育医療研究センターアレルギーセンター
pp.795-799
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000003024
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はじめに
食物アレルギー診療において,原因食物の完全除去は長らく安全確保のための基本的対応とされてきた。しかし近年,食物アレルギー管理の原則は,正確な診断に基づき,必要最小限の除去にとどめることへと変化している1)。本来,一定量までの摂取が可能であるにもかかわらず,過度あるいは長期にわたる除去が継続されることで,誤食時のリスク増大,栄養状態や成長への影響,生活の質(QOL)の低下,さらには家族の心理的・社会的負担につながる例も少なくない。

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