リンの栄養学
経口摂取されるリン 食物中のリンと添加物としてのリン
伊藤 早苗
1
,
石田 裕美
1女子栄養大学 給食・栄養管理研究室
キーワード:
Calcium
,
栄養評価
,
エネルギー摂取量
,
食生活
,
食品添加物
,
食品中のリン
,
リン
,
リン酸
,
食事摂取基準
Keyword:
Energy Intake
,
Food Additives
,
Feeding Behavior
,
Phosphoric Acids
,
Nutrition Assessment
,
Phosphorus, Dietary
,
Recommended Dietary Allowances
,
Calcium
,
Phosphorus
pp.23-28
発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2013119661
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リン(P)はほぼすべての食品に存在する.国民健康・栄養調査によると現在の日本人のP摂取量は1日当り平均1,000mg弱であり,そのおもな供給源は穀類,魚介類,乳類である.通常の食事からのPの吸収率は平均60~70%であるが,食品によって異なる.近年,食品添加物からのPの摂取量増加が問題視されているがその量は明らかでない.また,食品添加物から摂取されるPは天然の食品からのPとは生体に与える影響が異なる可能性があるが,それを検証した研究は少ない.正確なPの摂取状況の把握と,適切なP摂取量の設定が望まれる.
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