特集 子どもの栄養ケアを見直す─分野の垣根を越えて
各論 疾患別の対応
新生児(経腸栄養,静脈栄養)―EHMD,n-3系PUFA含有脂肪乳剤を含めて
中野 有也
1
Yuya Nakano
1
1昭和医科大学江東豊洲病院小児内科
pp.790-793
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000003023
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
胎児期から新生児期は中枢神経が急速に成熟する時期であり,早産児や病的新生児の神経学的予後を改善させるためにはこの時期の適切な栄養管理が非常に重要である。一方で,新生児期は単に体格が小さいだけではなく,体重と比較して体表面積が広い,不感蒸泄が多い,基礎代謝量が大きいなど,年長児とは異なる生理特性がある。また,出生体重や在胎週数に応じた臓器の未熟性や必要栄養摂取量の違いも考慮しなければならない。近年普及した“人生最初の1000日”の概念は,この時期の栄養が生涯にわたる健康や疾病リスクに関与することを示しており,新生児期の栄養の重要性が再認識されている。

© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.

