Japanese
English
特集 小児神経学入門─小児科医必須の神経症候学と治療論
神経症候のみかたと評価・鑑別
運動発達の遅れ─年齢ごとによくある主訴,評価方法,鑑別疾患,検査
辻 恵
1
Megumi Tsuji
1
1神奈川県立こども医療センター重症心身障害児施設・神経内科
pp.382-385
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002919
- 有料閲覧
PPV購入案内
2,750円 (2,500円+税10%) こちらは、382ページから385ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
運動発達の遅れは,首がすわらない,寝返りをしない,お座りをしない,ハイハイをしない,歩行しない,といった運動マイルストーンの停滞として認識され,発達段階のいずれの時期も受診の可能性がある(表1)。受診のきっかけは乳幼児健診で指摘されたり,保護者が心配して受診にいたることが多い。さらに歩行開始以降は歩き方がおかしい,転びやすいなど具体的な主訴に変化する。脳性麻痺やそのハイリスク児の早期療育の重要性が広く認識されているなか,どの段階で専門的介入が必要となるかを判断するために,小児科医には適切な評価が求められている1)。一方で,正常発達にも個人差があり,月齢マイルストーンだけですぐに遅れを断定することはできない。このため,ほかの神経学的異常や付随する症状の有無にも注目しながら,病的背景が隠れていないかどうか,精査適応について慎重に検討していく必要がある。近年は遺伝子治療の開発などにより,以前は根本的治療が困難であった脊髄性筋萎縮症などの神経筋疾患や,先天代謝異常症の一部においても治療の可能性が広がっている2)。米国小児科学会の運動発達遅滞の小児に関するClinical Report(2022 reaffirmed)3)では,病歴と神経学的診察を基盤とした段階的な評価を推奨しており,退行やred flag所見を認める場合には速やかな精査と専門医との連携が重要であるとされている。

© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.

