特集 こどもの健康診断のすべて
健康診断で気になるショケン
[精神・運動発達]
知的発達の遅れを疑う徴候
寺嶋 宙
1
1東京大学小児科
pp.197-199
発行日 2026年4月20日
Published Date 2026/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000002199
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Point
■知的発達の指標となる各月齢のマイルストーンを知る.
■マイルストーンが獲得されない場合,知的発達の遅れを疑い,病歴聴取と身体診察を行い,異常を認めたら専門医療機関に紹介する.
■知的発達の遅れを疑い,専門医療機関に紹介する必要がない場合は,療育機関への紹介を検討する.
■二次健診や専門医療機関,療育機関に紹介する際,保護者にはっきりした診断名やその疑いを告げるのは避ける.「〇〇が気になるので念のため紹介する」といった表現にとどめる.
■健診の場で,子どもに知的発達の遅れが疑われた保護者に対してできる指導は限られている.あえてアドバイスするならば,以下があげられる.「自分の子どものもつ発達を同年代の多くの子どもと比較せず,本人の発達の中で1つ1つの課題が達成されたときに褒めてあげることが大切です」

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