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特集 小児神経学入門─小児科医必須の神経症候学と治療論
総論
発達のみかた
岡 牧郎
1
Makio Oka
1
1国立成育医療研究センターこころの診療科
pp.368-372
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002916
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はじめに
小児神経学の基本は発達神経学といえる。発達神経学とは,正常な神経発達および神経の発達途上における種々な障害に基づく正常および異常発達を形態学的ならびに機能的に研究する分野である1)。成人を対象とした神経学はある程度完成された個体を評価するのに対して,小児神経学では対象となる子どもが常に成長して発達していることが大きく異なる。そのため,成人と小児では発症する疾患,対象となる疾患が異なるだけでなく,その子どものライフステージに沿って,発達状況を細やかに評価していく必要がある。発達には個人差やバリエーションがあるため,何が問題であって何を問題ないと判断するのかが難しいが,発達をみることは小児科一般診療において大変重要なことであり,周生期歴,既往歴,家族歴,現病歴などと同様に,発達歴を正しく確認することが求められる。

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