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特集 新生児科医が押さえておきたい専門的手技
安全な新生児の交換輸血をめざして
根本 篤
1
NEMOTO Atsushi
1
1山梨県立中央病院総合周産期母子医療センター新生児内科
pp.988-992
発行日 2026年9月10日
Published Date 2026/9/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000003041
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はじめに
血液成分を患児に投与する単純な輸血とは異なり,交換輸血(exchange transfusion:ET)は全血輸血と瀉血を同時に行い,患児の血液をドナーの血液と計画的に入れ替え,有害物質の除去,血液学的アンバランスの是正,循環動態の安定化を目的とした,専門的かつ救命的な処置である1)。ETは1本のルートで行うプッシュプル法か2本のルートで行う持続法かに関わらず,煩雑でエラーのリスクを伴う手技であり,合併症のリスクが高い。低血糖,低カルシウム血症,血小板減少に伴う出血などが常に潜在的なリスクとして存在し,輸血と脱血の不均衡による低血圧および高血圧,輸血温度による低体温症,輸血製剤の過加温に伴う溶血のリスクもある。

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