小児の処置
交換輸血
財満 耕二
1
1東大・小児科
pp.1486-1487
発行日 1974年11月10日
Published Date 1974/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205674
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小児の交換輸血は,薬物中毒の治療にも利用されるが,大部分は新生児期の重症黄疸の予防や治療のために行われる.最近では,新生児黄疸の治療に薬物療法や光線療法が導入されて普及し,交換輸血の頻度は減少したが,それでも高間接ビリルビン血症による核黄疸の予防のためには最も効果的な手段であることは変わりがない.ここでは新生児期の重症黄疸の治療としての交換輸血に限定して述べることにする.
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