特集 研修医として今知りたい新生児の診療に必要な手技
Ⅲ.治療手技
交換輸血,部分交換輸血
芦名 満理子
1
,
藤岡 一路
1
1神戸大学大学院医学研究科内科系講座小児科学分野
キーワード:
交換輸血
,
新生児重症高ビリルビン血症
,
血液型不適合
,
高度貧血
,
部分交換輸血
,
多血症
Keyword:
交換輸血
,
新生児重症高ビリルビン血症
,
血液型不適合
,
高度貧血
,
部分交換輸血
,
多血症
pp.565-569
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000470
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SUMMARY
▷交換輸血は脱血と輸血により循環血液の入れ替えをはかる治療法である.
▷交換輸血の適応疾患は新生児重症高ビリルビン血症,高度貧血などである.
▷交換輸血量は循環血液量の2倍が推奨される量(正期産児160~180,早産児180~200mL/kg)である.
▷合成血が理想だが,濃厚赤血球と新鮮凍結血漿を2:1の比率で輸血する方法も用いられる.
▷部分交換輸血はおもに,多血症の場合に考慮される治療法である.
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