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特集 周産期診療コツと落とし穴
Ⅱ.新生児編
(12)入院中〔栄養〕
185.リフィーディング症候群の早期発見,予防と管理のコツ
長谷部 義幸
1
Yoshiyuki Hasebe
1
1昭和医科大学医学部小児科学講座
キーワード:
リフィーディング症候群
,
低リン血症
,
静脈栄養
,
新生児
Keyword:
リフィーディング症候群
,
低リン血症
,
静脈栄養
,
新生児
pp.611-614
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000003001
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リフィーディング症候群の背景
リフィーディング症候群とは,慢性的な低栄養状態に対して積極的な栄養補給を急激に行うことで発生する代謝異常の総称であり,第二次世界大戦中に初めて報告された。戦争捕虜や強制収容所の生存者など,飢餓状態におかれた成人男性が,栄養再開に伴い予期せぬ病的状態や心不全を呈したことに端を発する1)。1944年,Keysらは長期飢餓,およびその回復期における生理学的反応を評価する前向きランダム化比較試験を行った2)。この研究は,「ミネソタ飢餓実験」として知られ,現在では倫理的問題を多分に含んでいるが,栄養回復期にみられる生理学的反応を直接評価した数少ない研究の1つであり,リフィーディング症候群を理解する基盤の1つになっている。

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