特集 周産期診療コツと落とし穴
Ⅱ.新生児編
(12)入院中〔栄養〕
184.胆汁うっ滞を認める児の栄養管理で注意すべきことは?
佐藤 俊介
1
,
東海林 宏道
1
Shunsuke Sato
1
,
Hiromichi Shoji
1
1順天堂大学医学部小児科学講座
キーワード:
胆汁うっ滞
,
PNAC
,
IFALD
,
静脈栄養
,
脂肪製剤
Keyword:
胆汁うっ滞
,
PNAC
,
IFALD
,
静脈栄養
,
脂肪製剤
pp.608-610
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000003000
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はじめに
新生児期から乳児早期にかけて胆汁うっ滞を呈することは珍しくなく,その発症頻度は新生児約2,500人に1人とされている1)。胆汁酸の肝内流出障害やビリルビン排泄不全により胆汁うっ滞をきたすと,肝細胞障害やアポトーシスが惹起される。原因としては,胆道閉鎖症,特発性新生児肝炎,代謝性疾患,感染症など多岐にわたる鑑別が必要となる。一方,NICUで管理される乳児においては,静脈栄養関連胆汁うっ滞(parenteral nutrition associated cholestasis:PNAC)や,腸管不全に伴う腸管不全関連肝障害(intestinal failure associated liver disease:IFALD)が主要な要因として挙げられる。本稿では,これらPNACおよびIFALDに関連した胆汁うっ滞について概説する。

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