特集 輸液療法の基礎と実践
栄養輸液・輸液管理とその実際 リフィーディング症候群とその対策
飯島 正平
1
1大阪府立病院機構大阪国際がんセンター 栄養腫瘍科
キーワード:
Adenosine Triphosphate
,
Glucose
,
静脈栄養
,
飢餓
,
呼吸生理学的現象
,
輸液療法
,
リスク
,
リン酸塩
,
2,3-Diphosphoglycerate
,
糖代謝
,
リフィーディング症候群
Keyword:
Glucose
,
Risk
,
Respiratory Physiological Phenomena
,
Adenosine Triphosphate
,
2,3-Diphosphoglycerate
,
Phosphates
,
Parenteral Nutrition
,
Starvation
,
Refeeding Syndrome
,
Carbohydrate Metabolism
pp.367-371
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021161511
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<Headline>1 リフィーディング症候群とは、飢餓状態にあった低栄養患者に対して積極的な栄養補給を急激に行うことで発生する代謝異常であり、死亡例も存在している。2 初療時から、原疾患だけでなく、併存疾患と栄養状態のリスク評価を適切に行い、適切なモニタリング計画のもと確実な投与と容量調整が可能な中心静脈栄養を選択し、段階的に栄養補給を行うことで発症予防が可能である。3 カリウム、リン、マグネシウムなどの電解質異常については、特に注意を要する。
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