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特集 周産期診療コツと落とし穴
Ⅰ.母体・胎児編
(10)分娩時〔産科処置〕
87.こんな時は帝王切開でドレーンを忘れるな
杉原 武
1
,
木戸 道子
1
Takeru Sugihara
1
,
Michiko Kido
1
1日本赤十字社医療センター産婦人科
キーワード:
帝王切開
,
ドレーン
,
ドレナージ
Keyword:
帝王切開
,
ドレーン
,
ドレナージ
pp.288-291
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002902
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- 参考文献 Reference
はじめに
帝王切開術は最も一般的な産科手術であり,世界中で行われている。そして,ドレナージ手技は古くから行われている外科手技の一つである。近年,高齢妊娠,合併症妊婦など,帝王切開分娩は増加しており,帝王切開中にドレーン留置を検討するケースも存在する。ルーチンで留置している施設はさほど多くないと思われるが,帝王切開後に感染や出血でトラブルが生じたケース,高次施設に搬送が必要になったときにドレーンを留置しておいたほうがよかったか,と後々で振り返って思うケースもあるのではないだろうか。また,周産期センターなどの高次施設で診療をしていても,前置胎盤や常位胎盤早期剝離,妊娠高血圧で凝固異常を認めるケースや,腹腔内感染でのドレナージなど,ドレーンを留置したほうが望ましいケースがあったとしても,帝王切開術中に感覚的に留置するか否かを判断していることも少なくない。

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