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特集 新生児蘇生NCPR2025改訂版
各論
薬物投与の基本的な考え方と投与方法~新生児蘇生ガイドライン2025改訂をふまえて~
杉浦 崇浩
1
SUGIURA Takahiro
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科新生児・小児医学分野
pp.556-559
発行日 2026年5月10日
Published Date 2026/5/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002707
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はじめに
新生児蘇生における薬物投与は,救命のための重要な介入である。しかしその本質的な位置づけは,有効な換気と胸骨圧迫を行ったあとの追加介入であり,薬物投与そのものが蘇生の主役ではない。これは日本蘇生協議会の新生児蘇生ガイドライン(以下ガイドライン)2015,2020を通して一貫しており,2025でも維持されている1〜3)。ガイドライン2015・2020では,有効な人工呼吸と胸骨圧迫にもかかわらず心拍数が60/分未満の場合にアドレナリン投与を検討し,失血が疑われる場合には容量負荷を考慮すること,さらに薬物投与の際にも換気・胸骨圧迫を優先して継続することが示されている1,2)。ガイドライン2015では,アドレナリンは人工呼吸と胸骨圧迫を中断してまで優先する処置ではないと明記されており,この考え方は実地できわめて重要である1)。

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