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特集 難聴の疑問に答える
【難聴の外科的治療と新規治療の可能性】
難聴の再生医療はどこまで可能になった?
細谷 誠
1
Makoto Hosoya
1
1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科
キーワード:
内耳
,
有毛細胞
,
再生
Keyword:
内耳
,
有毛細胞
,
再生
pp.1206-1208
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002338
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- 参考文献 Reference
難聴に対する再生医療の現状
再生医療とは,機能障害や機能不全に陥った生体組織・臓器に対して,細胞や人工的な材料を積極的に利用して,損なわれた機能の再生をはかる医療である。聴覚に関して,より具体的な手法をあげると,蝸牛の(幹細胞能や分化能を持つ)内在性細胞を体内で分化させることや,生細胞もしくは生細胞を含む機器などを蝸牛に移植することにより聴力の回復を目指す医療である。遺伝子治療による遺伝性難聴の治療が実現化しつつある現代においても,感音難聴に対する再生医療の実現には未だ複数の障壁が立ちはだかっている。難聴に対する再生医療の標的として有毛細胞およびラセン神経節細胞が主たる標的と考えられ,これまでにさまざまな検討が行われている。本稿においては,これらを標的とした再生医療の現状についてまとめる。

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