特集 難聴の疑問に答える
【補聴器と難聴予防】
補聴器の適応はどのように決めるのか?
神田 幸彦
1,2
,
古賀 涼
1,2
,
相良 龍也
1,2
Yukihiko Kanda
1,2
,
Ryo Koga
1,2
,
Ryuya Sagara
1,2
1医療法人萌悠会耳鼻咽喉科神田E・N・T医院
2長崎ベルヒアリングセンター
キーワード:
補聴器適応
,
軽度・中等度難聴
,
補聴器適合検査
Keyword:
補聴器適応
,
軽度・中等度難聴
,
補聴器適合検査
pp.1209-1212
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002339
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はじめに
補聴器の適応は現在拡大している。難聴と認知症の研究が進歩する1)につれて,より軽度難聴から補聴器の装用を高齢者において積極的に勧められる時代となってきた。社会的な啓蒙の進化もそれを後押ししている。また小児においても新生児聴覚スクリーニングが日本中で拡大され,軽度・中等度難聴への補聴器助成がごく当然のように行われ言語発達遅滞や教育現場でのコミュニケーション障害が緩和されるようになってきた。背景には近来の補聴器の進化も挙げられている。AI時代の現在,補聴器の適応はどのように拡大しているのだろうか? 開業以来スタッフとともに記録している補聴器外来患者のデータベースからまず紐解いてみる。

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