Japanese
English
特集 難聴の疑問に答える
【難聴の診断】
内耳機能検査はどのような検査か? その結果の見方は?
坂田 英明
1
Hideaki Sakata
1
1川越耳科学クリニック
キーワード:
内耳機能検査
,
蝸牛機能
,
シナプス障害(hidden hearing loss)
,
ミトコンドリア機能
Keyword:
内耳機能検査
,
蝸牛機能
,
シナプス障害(hidden hearing loss)
,
ミトコンドリア機能
pp.1024-1027
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002288
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はじめに
内耳は聴覚を担う蝸牛と,平衡感覚を司る前庭器官(半規管および耳石器)から構成される。内耳障害は難聴,耳鳴,耳閉感,めまい,ふらつきなど多様な症状を呈し,症状のみから障害部位を一義的に同定することは困難である。また検査は各種あるものの,その特徴をよく理解していないと診断を誤ることがある。さらに小児では検査も限られるためさらに困難なことが多い。そのため臨床では,内耳機能検査を用いてどの部位の生理機能がどの程度障害されているかを推定し,診断や治療方針決定に結び付ける必要がある。近年はさらに分子病態に関する研究が進展し,機能評価の解釈を補助する知見が蓄積されつつある。

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